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ボランチ転身を進言。34歳・金崎夢生が原点回帰「何よりもFC琉球がもっと勝てるようにしたい」

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2023年08月25日

トレーニングマッチでは確かな手応え

チームのためを思い、ポジション変更を決断。層の厚いボランチで勝負する。写真提供:FC琉球

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 とはいえ、彼がコンバートを進言したタイミングで、FC琉球はセレッソ大阪から若いボランチの岡澤昂星を育成型期限付き移籍で獲得。これまで試合に出ていた平松昇、武沢一翔らを含めて選手層が厚くなった。

 となれば、百戦錬磨の金崎が優先的に試合に出られるわけではない。実際、FC大阪戦の後の19日のギラヴァンツ北九州戦を見ても、ベンチ外。喜名監督の中での序列は高いほうとは言えないようだ。

「新しい選手が入って競争が厳しくなるのは、どのチームにもあること。もちろん自分も試合に出たいし、出ればチームのためになるという気持ちもありますけど、他のボランチが出てチームが良くなるなら、それで問題ない。FC琉球が勝てばそれでいいわけですから」と金崎は割り切ってはいるものの、もっと自分の力を出せるという自信は少なからずあるという。

「公式戦だと、FC大阪戦しか見てもらえないからよく分からないだろうけど、練習試合で何回かやって、自分の中では手応えを感じている部分もありますし、修正を重ねていけば良くなるとも感じています。

 今のチームは失点数が多いので、何よりもそこを改善しないといけない。前線の選手が少しでも良さを出せるように後ろ側で守備を支えて、スペースを空けない、ボールを奪うといった仕事でチームを安定化させていければいいと思ってます」と、金崎は守備重視のスタンスを取っていく考えだ。
 
 もともと攻撃力で売ってきた男にしてみれば、それは少し意外ではあるが、弱点を埋めるのもベテランの役割。自分のエゴを前に出すのではなく、少しでもチームが良い方向に進むように黒子役をこなしていく覚悟を持っている。

 確かに周りを見ても、J1のセレッソ大阪では金崎と同い年の香川真司がボランチでチーム全体のかじ取り役を担っているし、同じJ3のY.S.C.C.横浜でも松井大輔が出てくる時は中盤の下がり目が定位置だ。

「年齢を重ねていくに連れて、自分のプレースタイルを変えないと生き残れない」というのは松井や関口訓充(南葛SC)らアラフォーの年長プレーヤーが口を揃えていることだが、金崎にもそういう思いがあるのかもしれない。

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