狙い目は“センターバック脇”
1日早くノルウェー戦を終えた日本より、スウェーデンは1日短い中4日での準々決勝となるが、日本は相手に応じて、守備であればハイプレスとミドルブロック、攻撃であればポゼッションとカウンター、攻略ルートなども臨機応変に変えられるチームと認識して臨んでくるはずだ。
それを踏まえても、スウェーデンは高さや強さといったフィジカル面だけでなく、戦術面もハイレベルなチームであり、それはアメリカ戦でも見られた。
4-2-3-1をベースに、守備はトップのスティーナ・ブラックステニウス(アーセナル)と、トップ下のコソヴァレ・アスラニ(ミラン)が二枚で前線のプレス役を担い、残るメンバーは4-4のブロックをコンパクトに形成しながら、相手のボールの動かし方に応じて守備のスイッチを入れてくる。
その基本的な構図はおそらく変わらないが、アメリカ戦よりも高い位置でボールを奪いにくることが想定できる。特にスウェーデンが高い位置でボールを失った瞬間は、即時奪回のためのプレッシャーをかけてくることが多くなるだろう。
日本としては、ここまで5得点の宮澤ひなた(仙台L)など、アタッカーがスウェーデンのディフェンスの間を縦に突いていけるかが鍵になりそうだ。スウェーデンはPK戦勝利の立役者となった守護神ゼチラ・ムショビッチ(チェルシー)と共に、ラウンド16のベストイレブンに選ばれたセンターバックのマグダレーナ・エリクソン(バイエルン)など、一人ひとりの守備能力が非常に高い。
それを踏まえても、スウェーデンは高さや強さといったフィジカル面だけでなく、戦術面もハイレベルなチームであり、それはアメリカ戦でも見られた。
4-2-3-1をベースに、守備はトップのスティーナ・ブラックステニウス(アーセナル)と、トップ下のコソヴァレ・アスラニ(ミラン)が二枚で前線のプレス役を担い、残るメンバーは4-4のブロックをコンパクトに形成しながら、相手のボールの動かし方に応じて守備のスイッチを入れてくる。
その基本的な構図はおそらく変わらないが、アメリカ戦よりも高い位置でボールを奪いにくることが想定できる。特にスウェーデンが高い位置でボールを失った瞬間は、即時奪回のためのプレッシャーをかけてくることが多くなるだろう。
日本としては、ここまで5得点の宮澤ひなた(仙台L)など、アタッカーがスウェーデンのディフェンスの間を縦に突いていけるかが鍵になりそうだ。スウェーデンはPK戦勝利の立役者となった守護神ゼチラ・ムショビッチ(チェルシー)と共に、ラウンド16のベストイレブンに選ばれたセンターバックのマグダレーナ・エリクソン(バイエルン)など、一人ひとりの守備能力が非常に高い。
ただし、オフで少し横のスタンスが広くなる傾向があり、瞬間的な動き出しは世界的にもトップクラスである宮澤や、ドリブルの推進力が高い藤野あおば(ベレーザ)が“センターバック脇”を狙って行ければ、ビッグチャンスになりうる。
そうした狙いを効果的にするためにも、田中美南(I神戸)あるいは植木理子(ベレーザ)が担う1トップのファーストアクションが重要になる。
そこに左右ウイングバックや、機を見てボランチの一人が前に出て行くことで攻撃が多彩になるが、スウェーデンはボールを奪った瞬間に効果的な2、3本のパスでゴールに迫ることを得意としているので、ウイングバックやボランチの高い位置での攻撃参加が常態化するのは危険だ。
そうしたバランスワークは長谷川と長野がしっかりと行なえるはずで、3バックの中央に構える熊谷紗希(ローマ)キャプテンも、唯一無二の統率力を発揮してくれるだろう。
「アメリカ戦の衝撃で日本がパニック」なでしこJの“PK練習”を対戦国スウェーデンのメディアが「間違い」と揶揄! 敵将も「我々が優位」
そうした狙いを効果的にするためにも、田中美南(I神戸)あるいは植木理子(ベレーザ)が担う1トップのファーストアクションが重要になる。
そこに左右ウイングバックや、機を見てボランチの一人が前に出て行くことで攻撃が多彩になるが、スウェーデンはボールを奪った瞬間に効果的な2、3本のパスでゴールに迫ることを得意としているので、ウイングバックやボランチの高い位置での攻撃参加が常態化するのは危険だ。
そうしたバランスワークは長谷川と長野がしっかりと行なえるはずで、3バックの中央に構える熊谷紗希(ローマ)キャプテンも、唯一無二の統率力を発揮してくれるだろう。
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