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「自分たちの力を過信し過ぎた」市立船橋の主将・太田隼剛が8強敗退で痛感した現実「チームが1つにならないと...」【総体】

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2023年08月03日

「僕らは全国王者になれるレベルに達していなかった」

 勢いではなく、停滞する試合や展開を迎えても、全員で原点に立ち返ってもう一度奮起できる集団にならないと、この先も自分たちが求める結果を出せることはない。太田の言葉からは自身に対する戒めも含め、その危機感がヒシヒシと伝わってきた。

「こういう大事なことをきっちりとやるチームが、インターハイ、選手権、プレミアを制するに値すると思う。そういう意味では僕らは全国王者になれるレベルに達していなかった。
 
 ここからもう一度しっかりと立て直して、プレミア再開、選手権までちょっと空くので、そこで個人に矢印を向けて、1対1のところ、『止めて・蹴る』の質などをもっと向上させていきたい。ここからの過ごし方、練習が2冠をとるためには本当に重要になってくるので、これからを大事にしていきたいと思う」

 インターハイ優勝という目標は潰えてしまったが、この試合が市船にとっての大きなターニングポイントになると太田の言葉で感じた。名門はただでは転ばない。より高く飛ぶために悔しさを自分たちに向けて、もう一度足元を固めてから力強いリスタートを切るべくーー。太田はその先頭を走る覚悟を固めて、北海道の地を後にした。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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