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【サッカーダイジェストの視点】内容よりも結果――。勝利に徹した手倉森ジャパンの潔さが勝点3に結びつく

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2016年01月14日

育成年代で世界を経験できなかった世代。結果がなによりも大事。

ポスト直撃のシュートなど、いくつかの惜しいチャンスを逃した久保。厳しい競り合いのなかでこそ、決定力を発揮したい。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 もっとも、撃ち合いや華麗なパスワークで相手を攻略する形を期待していた人たちには退屈なサッカーに映ったはずだ。熱い気持ちは伝わってきたが、内容は褒められたものではなかった。
 
 それでも五輪出場を懸けた大会で重要視される結果は手に入れた。北朝鮮に長い時間攻め込まれながらも、勝点3を奪ったチームは高く評価されて然るべきだろう。
 
 これまでU-16アジア選手権やU-19アジア選手権などで敗退を繰り返してきた選手が多い今代表にとって、初戦の勝利は予想以上に意味がある。
 
 そして今後も“割り切った戦い方”は継続していく必要がある。誤解を恐れずに言わせてもらえば、内容は決して良くないものであっても、結果を外さない戦い方を選択していくべきだろう。そうすれば五輪出場の道は大きく開くはずだ。
 
 五輪に出るだけでは意味がないという意見もあるかもしれない。だが、U-17、U-20で世界大会を経験できていない影響は選手育成に予想以上に波紋を広げている。日本サッカーの今後に明るい展望をもたらす意味でも、“手倉森ジャパン”には結果を出してもらう必要がある。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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