「クボはいい選手だ。俺は好きだよ」
地下鉄のサグラダ・ファミリア駅からバルセロナの本拠地カンプ・ノウの最寄り駅コルブランは地下鉄5号線で一本で行ける。
駅から一本道で10分ほど歩くとカンプ・ノウが見えて来た。早くもバルサのファンが集結していたが、90分前にならないと開門しないため、公式ショップに向かう。ただ、非常に混雑していた。バルサのショップは、グラシア通りやサグラダ・ファミリアの近くにもあるため、試合当日にグッズを買うなら、そちらのほうが落ち着いて買い物ができるかもしれない。
19時半に開門となり、スタジアムの中に入ると、数少ないベティスファンの若者グループ(男性4人と女性1人)に遭遇したため、レアル・ソシエダの久保建英の発言について、意見を訊いてみた。
敵地セビージャで行なわれたベティス戦の後、「フェリア(春祭り)期間中にセビージャに遊びに来る予定はあるか」と問われた久保は、「そんなバカなことはしている余裕は僕たちにはない」と回答した。
すぐに「いや、バカげたことではないよね。(フェリアは)大きなイベントだ。リスペクトを欠いてはいけない。僕が言いたいのは、チームの一員としてそういう気分にはなれないということだ」と発言を訂正。だが、一部のベティスサポーターから批判の声が上がっていた。
一人の男性が、「もちろんそのコメントは知っているよ。すぐに言い直したよね。だから問題ない。そんなことでベティコは怒らないよ。怒っているのは(地元のライバルである)セビージャのサポーターじゃないのかな(笑)」と意見を述べた。友人たちが頷くと、その男性は「クボはいい選手だよ。俺は好きだよ」と付け加えた。
「タカシ・イヌイ(乾貴士)は覚えている?」と、かつてベティスで半年だけプレーした元日本代表MFについて質問してみると、「もちろんだよ。俺はいい選手だと思ってたけど、あまり活躍できなかったね」と語っていた。
駅から一本道で10分ほど歩くとカンプ・ノウが見えて来た。早くもバルサのファンが集結していたが、90分前にならないと開門しないため、公式ショップに向かう。ただ、非常に混雑していた。バルサのショップは、グラシア通りやサグラダ・ファミリアの近くにもあるため、試合当日にグッズを買うなら、そちらのほうが落ち着いて買い物ができるかもしれない。
19時半に開門となり、スタジアムの中に入ると、数少ないベティスファンの若者グループ(男性4人と女性1人)に遭遇したため、レアル・ソシエダの久保建英の発言について、意見を訊いてみた。
敵地セビージャで行なわれたベティス戦の後、「フェリア(春祭り)期間中にセビージャに遊びに来る予定はあるか」と問われた久保は、「そんなバカなことはしている余裕は僕たちにはない」と回答した。
すぐに「いや、バカげたことではないよね。(フェリアは)大きなイベントだ。リスペクトを欠いてはいけない。僕が言いたいのは、チームの一員としてそういう気分にはなれないということだ」と発言を訂正。だが、一部のベティスサポーターから批判の声が上がっていた。
一人の男性が、「もちろんそのコメントは知っているよ。すぐに言い直したよね。だから問題ない。そんなことでベティコは怒らないよ。怒っているのは(地元のライバルである)セビージャのサポーターじゃないのかな(笑)」と意見を述べた。友人たちが頷くと、その男性は「クボはいい選手だよ。俺は好きだよ」と付け加えた。
「タカシ・イヌイ(乾貴士)は覚えている?」と、かつてベティスで半年だけプレーした元日本代表MFについて質問してみると、「もちろんだよ。俺はいい選手だと思ってたけど、あまり活躍できなかったね」と語っていた。
バルサがベティスに4-0で大勝した試合で印象的だったのは、ベンチスタートだった2022-23シーズン限りで現役を引退するホアキン・サンチェスの姿だ。
33分にベティスのDFエドガル・ゴンサレスが2枚目のイエローで退場になると、ベンチを飛び出て抗議をし、手にしていたジャージを叩きつけて怒りを露わにする。41歳になり、引退目前でもサッカーへの情熱は衰えていないのだ。
途中出場すると、バルサのファンからも「ホアキンコール」が起こったのは素晴らしい光景だった。怪我のため、数分でベンチに下がってしまったのは残念だったが、そのプレーを目に焼き付けた。
その大ベテランとなんと26歳差の15歳、ラミネ・ジャマルのデビューに立ち会えたのも幸運だった。アップを始めた段階からバルサのファンから大きな拍手を受けていた超逸材は、82分から途中出場。クラブの最年少出場記録を更新し、堂々たるプレーを披露した。この鮮烈なデビュー戦が伝説の第一歩となるかもしれない。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●スペイン政府観光局、ラ・リーガ (La Liga)
33分にベティスのDFエドガル・ゴンサレスが2枚目のイエローで退場になると、ベンチを飛び出て抗議をし、手にしていたジャージを叩きつけて怒りを露わにする。41歳になり、引退目前でもサッカーへの情熱は衰えていないのだ。
途中出場すると、バルサのファンからも「ホアキンコール」が起こったのは素晴らしい光景だった。怪我のため、数分でベンチに下がってしまったのは残念だったが、そのプレーを目に焼き付けた。
その大ベテランとなんと26歳差の15歳、ラミネ・ジャマルのデビューに立ち会えたのも幸運だった。アップを始めた段階からバルサのファンから大きな拍手を受けていた超逸材は、82分から途中出場。クラブの最年少出場記録を更新し、堂々たるプレーを披露した。この鮮烈なデビュー戦が伝説の第一歩となるかもしれない。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●スペイン政府観光局、ラ・リーガ (La Liga)