武藤への期待――マインツのエースからブンデス有数のFWへ。
◇NO.4
戦力外から一躍チームの命運を握る存在へ
――キースリンク(レバークーゼン)
スタメンを外され続け、一時は移籍も不可避とまでいわれたのは、ロジャー・シュミット監督との軋轢があったからだ。しかしそんな指揮官の危機を救ったのが、他ならぬキースリンクだった。
負ければ解任の噂があった16節のボルシアMG戦で2ゴールの大活躍。得意のポストプレーやゴール前での仕事だけではなく、前線からの積極的な守備や味方選手のためにスペースを作る動きなど、汚れ役を厭わずにピッチ上で躍動している。
ハビエル・エルナンデスやカリム・ベララビといった個の力を引き出すキースリンクの新しい姿が今後もコンスタントに見られるかどうかで、レバークーゼンの後半戦は決まるといっても過言ではない。
◇NO.5
今季ブンデスの前半戦最大のサプライズ
――武藤嘉紀(マインツ)
これほど短い時間で武藤の才能が認知されるとは、誰が予想しただろうか。
クラブもファンも「順応するには最低でも半年から1年は必要」と思っていただけに、前半戦7得点2アシストという数字は、前半戦最大の驚きのひとつだろう。
しかし、全てが順調だったわけではない。終盤は相手のマークも厳しくなり、特に完全に警戒された17節のヘルタ・ベルリン戦では、まるで良いところがないまま終わってしまった。
そうした相手に対しても、試合を決定づけるプレーができるかどうか。チームが不調でもワンチャンスをモノにして、勝点をもたらすことができるか――。マインツのエースからブンデスリーガ有数のストライカーへと進化するために、避けては通れない道だ。
文:中野吉之伴
戦力外から一躍チームの命運を握る存在へ
――キースリンク(レバークーゼン)
スタメンを外され続け、一時は移籍も不可避とまでいわれたのは、ロジャー・シュミット監督との軋轢があったからだ。しかしそんな指揮官の危機を救ったのが、他ならぬキースリンクだった。
負ければ解任の噂があった16節のボルシアMG戦で2ゴールの大活躍。得意のポストプレーやゴール前での仕事だけではなく、前線からの積極的な守備や味方選手のためにスペースを作る動きなど、汚れ役を厭わずにピッチ上で躍動している。
ハビエル・エルナンデスやカリム・ベララビといった個の力を引き出すキースリンクの新しい姿が今後もコンスタントに見られるかどうかで、レバークーゼンの後半戦は決まるといっても過言ではない。
◇NO.5
今季ブンデスの前半戦最大のサプライズ
――武藤嘉紀(マインツ)
これほど短い時間で武藤の才能が認知されるとは、誰が予想しただろうか。
クラブもファンも「順応するには最低でも半年から1年は必要」と思っていただけに、前半戦7得点2アシストという数字は、前半戦最大の驚きのひとつだろう。
しかし、全てが順調だったわけではない。終盤は相手のマークも厳しくなり、特に完全に警戒された17節のヘルタ・ベルリン戦では、まるで良いところがないまま終わってしまった。
そうした相手に対しても、試合を決定づけるプレーができるかどうか。チームが不調でもワンチャンスをモノにして、勝点をもたらすことができるか――。マインツのエースからブンデスリーガ有数のストライカーへと進化するために、避けては通れない道だ。
文:中野吉之伴