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第二次森保ジャパン、新たなリーダーと盛り上げ役は誰? 吉田の後継者は遠藤か板倉、ポスト長友の筆頭候補は堂安、菅原にも期待

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年03月30日

短期間で闘将タイプに変貌できれば正式昇格も

板倉もキャプテン候補の1人。「自覚を持って、自チームに帰って成長したい」と語る。写真:サッカーダイジェスト/JMPA代表撮影

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 遠藤自身は今季インサイドハーフを主戦場としており、パス出しやチャンスメイク、ゴールへの推進力を前面に押し出している。が、リズムを作るボール回しはやはり鎌田のほうが上回る。となると、遠藤を中心にしづらい部分はあるのかもしれない。

 加えて言うと、目下、シュツットガルトが降格危機に瀕しているというマイナス要素もある。考えたくはないが、来季ドイツ2部でのプレーとなれば、世界トップ基準が遠のく。

 森保監督はこれまでも柴崎岳(レガネス)を呼び続けたが、最終的にはカタールW杯起用しなかった。そうならないように、遠藤にはまず絶対残留を果たしてもらい、新リーダーに力強く名乗りを挙げてほしい。

 もう1人の候補、板倉も、今回は2試合で守備陣をしっかりとコントロール。穏やかなで感情で起伏の少ない人柄も含めて、悪くない人材だ。だが、コロンビア戦の失点シーンで周囲を鼓舞したり、厳しい表情で指示を送るようなアクションが見られなかったのは、どうしても物足りなく映った。

「高校の時とアンダー世代の時にマークを巻いたことはありますが、その時とは比較にならないくらいの重みがある。自覚を持って、また自チームに帰って成長したい」と本人も意気込んでいたが、本物のリーダーになろうと思うなら、チームの細部まで目を配れて、闘争心を植えつけられるような「器」を身につけなければならない。
 
 ただ、代表史上最高のキャプテンと評される長谷部誠(フランクフルト)も「役割が人を作る」という言葉の通り、キャプテンになったことで大きく成長した。板倉にもポテンシャルがあるだけに、短期間で闘将タイプに変貌できれば、正式昇格もあり得そうだ。

 いずれにせよ、新キャプテンの座は遠藤と板倉のどちらかに絞られた感がある。森保監督の正式判断が待たれるところだ。

 一方、長友が長く担ってきた盛り上げ役に関しても、人材不足が目についた。

 これまでの代表活動では、鳥かごやパス交換の練習時に長友が堂安律(フライブルク)や鎌田、町野修斗(湘南)らをいじったり、褒めたりと様々な声掛けでムードを高めていた。その声がなくなった今回は「大人しいチーム」という印象が拭えなかった。

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