「長谷部は先頭を走るんだ。トレーニングで見せる姿勢がいい」
今夏、無所属の岡崎慎司が調整のためSTVVの練習に参加した。
「最初は獲得するつもりはなかったんです。『次のチームが決まるまで練習してもいいよ』ということでした。しかし、監督が気に入った。あれだけの実績もありますし、岡崎は頑張るじゃないですか。だから大好きなんです。彼の入団が決まってから、STVVは『岡崎+10』。監督が『俺がスタメンを決めるときは、岡崎をまず入れて、それから10人をゆっくり選ぶ』と言うんです。本当かと思いながらも、毎試合スタメンですからね。試合で疲れてフラフラし『もう代えてもいいのでは』と私が思っていても、なかなかベンチに下げない」
ストライカーを本職とする岡崎は、STVVでMFを務めている。
「監督は長谷部、高徳、岡崎のことをべた褒めします。リーダーシップのある選手が好きなんです。どちらかというと言葉より背中で見せるタイプですね。彼がよく言うのが『長谷部は先頭を走るんだ。トレーニングで彼の見せる姿勢がいい』『岡崎は練習を全て100%でやる。その姿を見て若手選手が育つんだ』ということ。もしかしたら今の岡崎は全盛期の力はないかもしれない。それでも岡崎のメンタリティがチームに与える影響は大きく、ホラーバッハ監督率いるSTVVの象徴として岡崎を外すことはできない。だから『岡崎+10』なんです」
「最初は獲得するつもりはなかったんです。『次のチームが決まるまで練習してもいいよ』ということでした。しかし、監督が気に入った。あれだけの実績もありますし、岡崎は頑張るじゃないですか。だから大好きなんです。彼の入団が決まってから、STVVは『岡崎+10』。監督が『俺がスタメンを決めるときは、岡崎をまず入れて、それから10人をゆっくり選ぶ』と言うんです。本当かと思いながらも、毎試合スタメンですからね。試合で疲れてフラフラし『もう代えてもいいのでは』と私が思っていても、なかなかベンチに下げない」
ストライカーを本職とする岡崎は、STVVでMFを務めている。
「監督は長谷部、高徳、岡崎のことをべた褒めします。リーダーシップのある選手が好きなんです。どちらかというと言葉より背中で見せるタイプですね。彼がよく言うのが『長谷部は先頭を走るんだ。トレーニングで彼の見せる姿勢がいい』『岡崎は練習を全て100%でやる。その姿を見て若手選手が育つんだ』ということ。もしかしたら今の岡崎は全盛期の力はないかもしれない。それでも岡崎のメンタリティがチームに与える影響は大きく、ホラーバッハ監督率いるSTVVの象徴として岡崎を外すことはできない。だから『岡崎+10』なんです」
このインタビューはちょうどJ1開幕戦、川崎フロンターレ対横浜F・マリノスの試合と時間が被っていた。横浜を率いるのはケビン・マスカット。昨季、横浜をJ1優勝に導いた采配、そのサッカーコンテンツの高さで評価を受け、今季も優勝候補だ。しかし、2020年夏から指揮を執ったSTVVでは結果を出せず、冬には解任されてしまった。日本で彼が成功した事実は、STVVは良い指導者を招聘したことの証明になるのではないか?
「彼が率いたSTVVは良いサッカーをしていた。あるメディアとランチをしたとき、私は『結果が出なかったからみなさんがどう思っているか知りませんが、ケビン・マスカットのときのサッカーが一番良かった』と言いました。また、辞めた後、選手はケビンのことを決して悪く言いませんでした。ケビンには悪いことをしたと、私は思います。メルボルン・ヴィクトリーでもマリノスでも優勝しているんですから、STVVでも成功させてあげたかった。うちにもっと潤沢な予算があったら、もっと彼も手腕を発揮することができたんでしょうけれど」
「彼が率いたSTVVは良いサッカーをしていた。あるメディアとランチをしたとき、私は『結果が出なかったからみなさんがどう思っているか知りませんが、ケビン・マスカットのときのサッカーが一番良かった』と言いました。また、辞めた後、選手はケビンのことを決して悪く言いませんでした。ケビンには悪いことをしたと、私は思います。メルボルン・ヴィクトリーでもマリノスでも優勝しているんですから、STVVでも成功させてあげたかった。うちにもっと潤沢な予算があったら、もっと彼も手腕を発揮することができたんでしょうけれど」