敵よりも好材料が多いバルサの優位は明らかだ。
大一番の成否を決める2つ目のポイントは、チームで最も好調なネイマールだ。メッシ不在で責任感が増したのかもしれない。魅せるプレーと得点&アシストという結果を両立させるここ最近のパフォーマンスは、「素晴らしい」の一言に尽きる。
ルイス・スアレスの連携もここ2か月で一段と熟成された。唯一の不安はブラジルでの代表戦と長距離移動による疲労だが、それをも消し去るくらいの勢いが今のネイマールにはある。
ネイマール対ダニーロ(もしくはカルバハル)のサイド対決において、どちらが主導権を握るのかは、両指揮官が最も気にかけるポイントかもしれない。
最後に忘れてはならないのが、守備面におけるセルヒオ・ブスケッツの重要性だ。最近はポジショニングがとにかく秀逸だ。
ダニエウ・アウベスとジョルディ・アルバという両SBが上がった後のスペースのケア、クリスチアーノ・ロナウドやガレス・ベイルなど敵アタッカーのマークなど、ブスケッツの地味ながらも効果的な仕事はクラシコでも大きな鍵となる。
現時点で両チームを比較すれば、バルサ優位は明らかだ。ネイマール、スアレス、ブスケッツの3人が好調で、そしてメッシが戻ってくる可能性が高い。
一方、マドリーはエースのC・ロナウドが本不調にないうえ、ベイルはいまだに不安定、ベンゼマは故障明けだ。ラファエル・ベニテスと選手たちが仲違いしているという情報もある。
優位なのはバルサ。私はそう確信している。
文:ルイス・フェルナンド・ロホ(マルカ紙)
翻訳:豊福晋
【著者プロフィール】
Luis Fernando ROJO(ルイス・フェルナンド・ロホ)/スペイン最大の発行部数を誇るスポーツ紙『マルカ』でバルセロナ番を20年以上務め、現在は同紙のバルセロナ支局長。ヨハン・クライフら往年の選手とも親交が深く、ジョゼ・モウリーニョとはブライアン・ロブソンの通訳時代から親密な関係を築く。
ルイス・スアレスの連携もここ2か月で一段と熟成された。唯一の不安はブラジルでの代表戦と長距離移動による疲労だが、それをも消し去るくらいの勢いが今のネイマールにはある。
ネイマール対ダニーロ(もしくはカルバハル)のサイド対決において、どちらが主導権を握るのかは、両指揮官が最も気にかけるポイントかもしれない。
最後に忘れてはならないのが、守備面におけるセルヒオ・ブスケッツの重要性だ。最近はポジショニングがとにかく秀逸だ。
ダニエウ・アウベスとジョルディ・アルバという両SBが上がった後のスペースのケア、クリスチアーノ・ロナウドやガレス・ベイルなど敵アタッカーのマークなど、ブスケッツの地味ながらも効果的な仕事はクラシコでも大きな鍵となる。
現時点で両チームを比較すれば、バルサ優位は明らかだ。ネイマール、スアレス、ブスケッツの3人が好調で、そしてメッシが戻ってくる可能性が高い。
一方、マドリーはエースのC・ロナウドが本不調にないうえ、ベイルはいまだに不安定、ベンゼマは故障明けだ。ラファエル・ベニテスと選手たちが仲違いしているという情報もある。
優位なのはバルサ。私はそう確信している。
文:ルイス・フェルナンド・ロホ(マルカ紙)
翻訳:豊福晋
【著者プロフィール】
Luis Fernando ROJO(ルイス・フェルナンド・ロホ)/スペイン最大の発行部数を誇るスポーツ紙『マルカ』でバルセロナ番を20年以上務め、現在は同紙のバルセロナ支局長。ヨハン・クライフら往年の選手とも親交が深く、ジョゼ・モウリーニョとはブライアン・ロブソンの通訳時代から親密な関係を築く。