攻撃的な4-2-3-1かバランス重視の4-3-3か。
レアル・マドリーが引いて守るか、それとも前に出るか――。そのどちらを選択するかが、11月21日のクラシコの最大のポイントと私は見ている。
先日、セルヒオ・ラモスとクリスチアーノ・ロナウドは、ラファエル・ベニテス監督に「もっと攻撃的に戦うべきだ」と迫ったという。
就任1年目のベニテスはこれまで、守備重視の慎重な姿勢を崩さなかった。しかし選手たちの要求に応じて、クラシコでは攻撃的に打って出る可能性はある。
その意味で注目に値するのが、カゼミーロだ。現チームで唯一の守備的MFは、1対1でのボール奪取能力が極めて高い。ここ最近のリーガで基本布陣となっているこのブラジル代表をアンカーに置くシステムが、最もベニテスらしい采配と言える。
マドリーにおいて不可欠な存在は、トニ・クロースとルカ・モドリッチだ。敵陣でのパス成功率はいずれも90パーセントを超えている。ちなみに、バルセロナのアンドレス・イニエスタとセルヒオ・ブスケッツは、それぞれ84パーセントと87パーセントだ。
この2人をドブレピボーテ(ダブルボランチ)に配した攻撃的な4-2-3-1か、あるいはアンカーにカゼミーロを置いたバランス重視の4-3-3か、指揮官には2つの選択肢がある。
バルサの攻撃力を考えた場合、カゼミーロを起用した4-3-3が妥当なものの、攻撃的に戦いたいという選手側の気持ちは強い。選手と監督の思い、その着地点はどこになるか――。先発リストが配られる瞬間が、私自身も楽しみでならない。
先日、セルヒオ・ラモスとクリスチアーノ・ロナウドは、ラファエル・ベニテス監督に「もっと攻撃的に戦うべきだ」と迫ったという。
就任1年目のベニテスはこれまで、守備重視の慎重な姿勢を崩さなかった。しかし選手たちの要求に応じて、クラシコでは攻撃的に打って出る可能性はある。
その意味で注目に値するのが、カゼミーロだ。現チームで唯一の守備的MFは、1対1でのボール奪取能力が極めて高い。ここ最近のリーガで基本布陣となっているこのブラジル代表をアンカーに置くシステムが、最もベニテスらしい采配と言える。
マドリーにおいて不可欠な存在は、トニ・クロースとルカ・モドリッチだ。敵陣でのパス成功率はいずれも90パーセントを超えている。ちなみに、バルセロナのアンドレス・イニエスタとセルヒオ・ブスケッツは、それぞれ84パーセントと87パーセントだ。
この2人をドブレピボーテ(ダブルボランチ)に配した攻撃的な4-2-3-1か、あるいはアンカーにカゼミーロを置いたバランス重視の4-3-3か、指揮官には2つの選択肢がある。
バルサの攻撃力を考えた場合、カゼミーロを起用した4-3-3が妥当なものの、攻撃的に戦いたいという選手側の気持ちは強い。選手と監督の思い、その着地点はどこになるか――。先発リストが配られる瞬間が、私自身も楽しみでならない。