金崎のオフ・ザ・ボールの動きは秀逸だった。
ポジティブな要素を挙げれば、代表初ゴールとなる先制点を挙げた金崎だ。この選手には以前から注目しているけど、期待どおりの活躍を示してくれた。
鹿島での好調ぶりを、そのまま代表でもいかんなく発揮できていた。一つひとつのプレーがスピーディで、キープ力もシュート力もある。戦術に縛られることなく、自由に動き回っていた印象で、ゴールシーン以外にもチャンスに絡めていた。
とりわけ評価したいのが、裏に抜け出すセンス。例えば、清武がボールをもらいに行くために少し下がり、それによって相手のCBが釣り出された瞬間、ゴール前の空いたスペースに抜けなくスッと入り込める。オフ・ザ・ボールの動きが秀逸で、得点の確率を高められる選手であることを証明していた。
一方、トップ下の清武の出来については、若干の不満が残る。たしかに、パスを引き出すポジショニングは絶妙だったし、攻撃をテンポアップさせることができていた。
実力は間違いなくあると思う。でも、決定的な仕事ができていたかと言えばそうではない。「上手さ」はあったけど、「怖さ」はそこまでではなかった。
その意味では、残り15分で途中出場した香川のほうが存在感は際立っていた。走る距離が長くて、特にペナルティエリアに侵入するタイミングが良かった。結果的にボールが出てこなかったけど、“ここでパスが来れば”という場面は少なくなかった。
ペナの中でいかに勝負するか。香川が最も輝くのはそこだし、彼もそれを理解しているはずで、自分のストロングポイントを表現できていた。出場時間は短かったけど、やはり代表の10番を背負うだけの力があると再認識できた。
鹿島での好調ぶりを、そのまま代表でもいかんなく発揮できていた。一つひとつのプレーがスピーディで、キープ力もシュート力もある。戦術に縛られることなく、自由に動き回っていた印象で、ゴールシーン以外にもチャンスに絡めていた。
とりわけ評価したいのが、裏に抜け出すセンス。例えば、清武がボールをもらいに行くために少し下がり、それによって相手のCBが釣り出された瞬間、ゴール前の空いたスペースに抜けなくスッと入り込める。オフ・ザ・ボールの動きが秀逸で、得点の確率を高められる選手であることを証明していた。
一方、トップ下の清武の出来については、若干の不満が残る。たしかに、パスを引き出すポジショニングは絶妙だったし、攻撃をテンポアップさせることができていた。
実力は間違いなくあると思う。でも、決定的な仕事ができていたかと言えばそうではない。「上手さ」はあったけど、「怖さ」はそこまでではなかった。
その意味では、残り15分で途中出場した香川のほうが存在感は際立っていた。走る距離が長くて、特にペナルティエリアに侵入するタイミングが良かった。結果的にボールが出てこなかったけど、“ここでパスが来れば”という場面は少なくなかった。
ペナの中でいかに勝負するか。香川が最も輝くのはそこだし、彼もそれを理解しているはずで、自分のストロングポイントを表現できていた。出場時間は短かったけど、やはり代表の10番を背負うだけの力があると再認識できた。