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【動画付き】大迫勇也が語るドイツ3年目の手応えとステップアップへのイメージ「世界の上のほうにはどんな風景があるのか見てみたい」

カテゴリ:海外日本人

ミムラユウスケ

2015年11月12日

「優勝争いは特別だと思う。緊迫した試合でこそ個人のレベルも上がる」

1年目にブンデス2部を経験したことで、フィジカル的な強さを増した大迫。体重も2、3キロ増えたという。(C) Getty Images

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――長澤選手もそうですが、2部を経験してから1部に上がるメリットというのは?
 
「2部はJリーグと比べても上手さはないけど、プレーの激しさがある。特にゴール前での激しさは、自分のためになったと思います。激しさで言えば、1部より2部のほうが上ですからね。技術がない分、フィジカルに頼っているところがあるから。自分もそれに順応しようと、体重を2、3キロ増やしました」
 
――1860ミュンヘン時代のチームメイトだったユリアン・ヴァイグルは、昨季まで2部で戦っていましたが、今季から加入したドルトムントでレギュラーとなり、今季最大のサプライズと言われています。彼のように、工夫すれば1部でも活躍できるということでしょうか?
 
「彼は当時18歳で、技術はあるけど線が細い感じの選手でした。1部はパスが出てくるタイミングが良い分、彼にとってやりやすいのかもしれないですね。2部はフィジカル中心ですから」
 
――2部を経験して、他にも良かったなと思えるところはありますか?
 
「日本代表として戦う相手は、けっこう激しく来るから。そこで逃げずにプレーできるようになったと思います」
 
――ブラジル・ワールドカップの半年前に移籍して良かったと?
 
「そうですね。あのままJリーグにいたら本大会でもずっとベンチに座っていたと思うし。ただ、あの舞台では自分の力を発揮できなかった。これからもっとレベルの高いところでサッカーをして、ああいう舞台で普通にサッカーができるようになりたいです」
 
――ところで、今年2月にシャルケとレアル・マドリーのチャンピオンズ・リーグ(CL)の試合を観戦したそうですね?
 
「単純に、『スゴかった』のひと言です」
 
――具体的には?
 
「レベルも高かったし、リーグ戦とは全く違った雰囲気だったので。国内の試合ではいつもボールを持っているシャルケが、全然ボールを持てない。そんなチームとやってみたいなとは思いました。上手いチームはボールの持ち方が独特ですよね」
 
――独特というと?
 
「ボールを奪われないような間合いでプレーできる、それも全選手が」
 
――ブンデスリーガでもバイエルンやドルトムントはCLで結果を残す強豪です。彼らとの試合でどんなことを感じましたか?
 
「やっぱり、ボールの持ち方ですかね。簡単に奪われないようなところに置いているし。もしも敵が来たとしても、逃げ道がいくつもあるような持ち方をしているので」
 
――自分がビッグクラブで活躍する姿は想像できますか?
 
「どうなんだろう……。でも、高いレベルでやるためには、そのレベルに慣れることも大事だと思います。プレーの激しさやプレッシャーの速さ、スピード感は、慣れるものだと思っているので」
 
――CLに出たいという想いは?
 
「もちろん! だから、今は結果を出すことが大事なんです。まだ出たことがないから、どういうサッカーなのかを見てみたい。世界の上のほうには、どんな風景が広がっているのか……」
 
――シャルケの内田選手もCLの魅力をたびたび話しています。
 
「よく言っていますからね。あの人はそんなに細かい話はしないから、『そうなんだ! じゃあ、すげぇんだな』って思っています(笑)」
 
――CLに出るためには、優勝を争えるチームで定位置を掴まないといけません。
 
「そうですね。やっぱり、優勝争いは特別だと思うし。緊迫した試合でこそ、個人のレベルも上がるとも思っていますから」
 
――『レベルが上がる』というのはどんなふうに実感できるのでしょう?
 
「自信になるというか……。その戦いのなかで結果を残せると、今までやってきたことが正しいんだと思えるようになる。気持ちの部分がすごく大きい。優勝争いをしていると楽しいし、1週間が経つのもあっという間です」
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