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【ブンデス現地コラム】「清武+ツィーラー+9人の労働者」――ハノーファーが見つけた勝利の方程式

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2015年11月05日

“清武シフト”導入後、浮上のきっかけを掴む。

低迷するチームを立て直したフロンツェック監督。攻撃の全権を託すなど、清武に絶大な信頼を寄せる。(C)Getty Images

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  浮上のきっかけを掴んだのは、“清武シフト”を導入してからだ。チーム全員が清武にボールを集めるようになり、彼自身も適切なタイミングで顔を出せるようになった。

 中盤でシンプルにパスを捌いたかと思えば、次の瞬間にはゴール前で決定機を演出。効果的にチームアタックに絡んでいる。
 
 圧巻だったのが、10節のフランクフルト戦で見せたアシストだ。左サイドからキレのあるドリブルで中央に切り込み、絶妙なタイミングで裏に抜け出したフェリックス・クラウスにラストパスを供給。テクニックと判断力が高次元に融合した、見事なプレーだった。
 
 これほど大きな存在感を発揮しているだけに、清武の離脱はチームパフォーマンスを左右する大問題になりかねない。

 当然、フロンツェック監督はこの日本代表MFのコンディションに神経を尖らせており、DFBカップ2回戦のダルムシュタット戦では「疲れてはいない」という本人の主張を退けて、「休みが必要だ」と半ば強引にスタメンから外した。
 
 相手からすれば「清武さえ抑えれば攻撃力は半減する」とわかっているだけに対策は立てやすく、今後はマーカーの人数が増えるかもしれない。対応もより厳しくなるはずで、故障のリスクは高まるだろう。
 
 そうした状況に置かれても、これまでと同じように決定的な仕事を果たせるか。このハードルを乗り越えられれば、トップクラブへの移籍も現実味を帯びてくるはずだ。
 
文:中野吉之伴
 
【著者プロフィール】
中野吉之伴/ドイツ・フライブルク在住の指導者。09年にドイツ・サッカー連盟公認のA級コーチングライセンス(UEFAのAレベルに相当)を取得。SCフライブルクでの実地研修を経て、現在はFCアウゲンのU-19(U-19の国内リーグ3部)でヘッドコーチを務める。77年7月27日生まれ、秋田県出身。
 
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