【CLポイント解説】アーセナルを木っ端微塵。バイエルン大勝を生んだ4大要素

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2015年11月05日

バイエルンにとって理想的だった10分の先制点。

バイエルン対アーセナル戦の結果&フォーメーション。

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2ゴールを挙げてバイエルン大勝の立役者となったミュラー(右)。チェフの好守がなければハットトリックもありえた。(C)Getty Images

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 チャンピオンズ・リーグ4節、アーセナルとのリターンマッチに臨んだバイエルンが、本拠地アリアンツ・アレーナで怒涛のゴールラッシュを披露。69分に1ゴールを奪われたものの、大量5ゴールを叩き出し、ラウンド・オブ16進出に王手をかけた。

 ■ポイント1
敵のゲームプランを狂わす10分の先制点

 
 堅守速攻を狙うアーセナルをいかに崩すかがテーマだったバイエルンにとって、理想的だったのが先制点だ。
 
 7分にアラバ、8分にD・コスタがミドルを狙うと、10分、チアゴが輝きを放つ。おそらくはシュートに意識を傾けざるをえなかったアーセナル守備陣の意表を突く浮き球のパスを最終ラインの裏に送り、レバンドフスキのゴールを華麗に演出したのだ。
 
 失点を避けるべく、守備重視の姿勢で試合に臨んでいた敵のゲームプランを早々と破壊すると同時に、敵地では1ゴールも奪えなかったバイエルンに余裕をもたせる重要な得点となった。
 
 
■ポイント2
エジルの“幻のゴール”

 
 あっさりと失点した直後、アーセナルが鋭い速攻でノイアーの牙城を崩す。モンレアルのクロスにエジルが合わせて、ネットを揺さぶったのである。
 
 しかし、判定はノーゴール――。腕でボールを押し込んだとして、イタリア人レフェリーのロッキ氏は歓喜を爆発させていたエジルにイエローカードを提示した。
 
 実際は腕を身体に密着させていただけに、アーセナルにとってはあまりにも手痛い“幻のゴール”となった。
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