「少しの慢心がチームの中にあったんじゃないか」
――リーグ戦では次節に広島との大一番が待っています。ここで踏みとどまらないとすべて夢に消えてしまいます。
「先ほども言いましたが、ここで切り替えないと今シーズンもあと3試合で終わってしまう。天皇杯の相手はフロンターレですから非常に厳しい試合になると思いますし、今日負けたことで『やっぱり決勝戦で負けちゃいけないな』と。準優勝という光景はもう見飽きたので、やっぱり勝たないといけないなと改めて感じました。
鹿島の選手が喜んでいる姿を下から見上げて、選手たちも改めてそういう気持ちになったんじゃないかなと思いますし、ここで切り替えられないチームではありませんから、選手を信じて、広島戦に向けてしっかりと戦っていきたい」
――内容的に鹿島に凌駕されたと思いますが、50分ぐらいから3本ぐらい続けてチャンスがありました。監督はあの時間帯をどう見ていたのでしょうか?
「(鹿島が)前半にシュートを外してくれていたので、一発チャンスがあればなと思っていましたし、決定機と言うほどではないかもしれませんが、選手が『決めていれば』というシーンを頑張って作ってくれた。ああいうところが入るか入らないか。今日はやっぱり鹿島の『久々にタイトル獲りたい』という気持ちが本当に強く出たと思います。
昨年は勝って、みんな満足はしてないと思うんですけど、『まあ勝てるだろう』という少しの慢心がチームの中にあったんじゃないかな、と。前半にああいう形で押され気味でいてもやられない、『やっぱり俺たちが勝つ、勝てるんだ』という想いで選手も戦ってくれたと思いますが、ザックリと言えば気持ちの面で、やっぱり鹿島の『勝ちたい、タイトル獲りたい』という気持ちが、我々を凌駕したんじゃないでしょうか」
――ハーフタイムコメントで「戦う気持ちを見せないといけない」とありましたが、監督としては戦っているように見えなかったという理解でよろしいでしょうか?
「そういう意味ではありません。球際などで負けてたので、『球際での戦いに負けるな』という話を選手たちにしました。今日のレフェリーが家本さんだったので、そのへんのファウルは取らないだろうと思っていましたし、他のレフェリーではファウルを取るかなというチャージでも意外と流されたりしていて、そのへんが鹿島の強い気持ちとの相乗効果で良い形にされてしまったのかな、と。
少し受ける気持ちがあったからこそ、球際の部分で前半はほとんど勝てなかった。ディフェンスラインも、最後の最後で守ってはいましたけど、スライドとかで混乱があった。時間が経って普段通りに戻ればそのままの形でいかせようと思ったんですが、前半に1点取られたら難しいゲームになってしまいますし、30分ぐらいを目途に、あまり落ち着かなかったら岩下を入れようと。
別に西野が悪いというわけではありません。メンバーを変えて、なんとかゼロで折り返して、後半につなげられました。そのあたりに戦う気持ちは出ていたと思うんですけどね」
「先ほども言いましたが、ここで切り替えないと今シーズンもあと3試合で終わってしまう。天皇杯の相手はフロンターレですから非常に厳しい試合になると思いますし、今日負けたことで『やっぱり決勝戦で負けちゃいけないな』と。準優勝という光景はもう見飽きたので、やっぱり勝たないといけないなと改めて感じました。
鹿島の選手が喜んでいる姿を下から見上げて、選手たちも改めてそういう気持ちになったんじゃないかなと思いますし、ここで切り替えられないチームではありませんから、選手を信じて、広島戦に向けてしっかりと戦っていきたい」
――内容的に鹿島に凌駕されたと思いますが、50分ぐらいから3本ぐらい続けてチャンスがありました。監督はあの時間帯をどう見ていたのでしょうか?
「(鹿島が)前半にシュートを外してくれていたので、一発チャンスがあればなと思っていましたし、決定機と言うほどではないかもしれませんが、選手が『決めていれば』というシーンを頑張って作ってくれた。ああいうところが入るか入らないか。今日はやっぱり鹿島の『久々にタイトル獲りたい』という気持ちが本当に強く出たと思います。
昨年は勝って、みんな満足はしてないと思うんですけど、『まあ勝てるだろう』という少しの慢心がチームの中にあったんじゃないかな、と。前半にああいう形で押され気味でいてもやられない、『やっぱり俺たちが勝つ、勝てるんだ』という想いで選手も戦ってくれたと思いますが、ザックリと言えば気持ちの面で、やっぱり鹿島の『勝ちたい、タイトル獲りたい』という気持ちが、我々を凌駕したんじゃないでしょうか」
――ハーフタイムコメントで「戦う気持ちを見せないといけない」とありましたが、監督としては戦っているように見えなかったという理解でよろしいでしょうか?
「そういう意味ではありません。球際などで負けてたので、『球際での戦いに負けるな』という話を選手たちにしました。今日のレフェリーが家本さんだったので、そのへんのファウルは取らないだろうと思っていましたし、他のレフェリーではファウルを取るかなというチャージでも意外と流されたりしていて、そのへんが鹿島の強い気持ちとの相乗効果で良い形にされてしまったのかな、と。
少し受ける気持ちがあったからこそ、球際の部分で前半はほとんど勝てなかった。ディフェンスラインも、最後の最後で守ってはいましたけど、スライドとかで混乱があった。時間が経って普段通りに戻ればそのままの形でいかせようと思ったんですが、前半に1点取られたら難しいゲームになってしまいますし、30分ぐらいを目途に、あまり落ち着かなかったら岩下を入れようと。
別に西野が悪いというわけではありません。メンバーを変えて、なんとかゼロで折り返して、後半につなげられました。そのあたりに戦う気持ちは出ていたと思うんですけどね」