まるでスコットランド代表を応援しているよう。
大宮のスタジアムも素晴らしいと思う。グラスゴーにはアイブロックスとセルティック・パーク、そしてハムデン・パークといった大きなスタジアムがあるけど、僕にはNACK5スタジアムがちょうどいい大きさだと思うね。それになんと言っても安全だし。
(中村)俊輔がセルティックにいた頃、妻のえりと一緒にセルティック・パークでレンジャーズ戦を観たことがあるけど、彼女はかなり怖がっていたね。まあ、ダービーということもあるけど、スコットランドではスタジアムでアルコールが飲めないから、みんな酔っ払った状態で試合に観に来るんだよ。Jリーグのスタジアムでは、まず考えられないことだよね。
Jリーグは、スコットランドのリーグに比べれば、確かに歴史は浅いかもしれない。でも僕から見ると、ものすごく成長しているなと感じるね。選手のテクニックに関しては、むしろスコットランドよりもアベレージは高いんじゃないかな。それにとってもスリリング! アルディージャって、21試合で無敗記録を続けたり、同じシーズンで残留争いに巻き込まれたり、まるでスコットランド代表を応援しているみたいな気分になるよね(笑)。
今季はJ2で戦っているけど、僕はこのカテゴリーは嫌いじゃない。ずっと首位だし、スタジアムの雰囲気もいいし、それにレンジャーズも今は2部だし(笑)。実はアルディージャのゴール裏には、僕みたいな外国人もけっこういて、そういうフレンドリーな雰囲気も気に入っているよ。
――◆――◆――
■座右の銘:「Without football, my life worth nothing(サッカーなしの人生は価値がない)」
■歴代で最も尊敬する監督:渋谷洋樹。勝利にふさわしい指揮官。
■歴代で最も愛した選手:ズラタン。ハンサムだし(笑)。
■最も記憶に残る試合:2013年5月6日(J1リーグ第10節)大宮アルディージャ対サンフレッチェ広島@NACK5スタジアム
■理由:大宮の富山貴光と広島のGK増田卓也が激しく交錯。ふたりとも頭部を強打して、救急車で搬送されるまで試合は20分ほど中断した。その間、両チームのサポーターが、相手チームの選手に対しても励ましのコールを送り続けていた。こういうことってヨーロッパでもあまりないから、とても印象に残っているよ。
※当連載ではご登場いただけるサポーターの方を随時募集しています。ご興味のある方は、下記メールアドレスまで、氏名、どのような形でチームを応援しているか、応援時の写真、アンケート回答(座右の銘、歴代で最も尊敬する監督、歴代で最も愛した選手、最も記憶に残る試合とその理由、あなたにとって応援するクラブとは)をお願いいたします。カテゴリーは問いません(J3以下、なでしこリーグでも構いません)
weeklysd@nsks.com
宇都宮徹壱/うつのみや・てついち 1966年、東京都生まれ。97年より国内外で「文化としてのフットボール」をカメラで切り取る活動を展開中。近著に『フットボール百景』(東邦出版)。自称、マスコット評論家。公式メールマガジン『徹マガ』。http://tetsumaga.com/
(中村)俊輔がセルティックにいた頃、妻のえりと一緒にセルティック・パークでレンジャーズ戦を観たことがあるけど、彼女はかなり怖がっていたね。まあ、ダービーということもあるけど、スコットランドではスタジアムでアルコールが飲めないから、みんな酔っ払った状態で試合に観に来るんだよ。Jリーグのスタジアムでは、まず考えられないことだよね。
Jリーグは、スコットランドのリーグに比べれば、確かに歴史は浅いかもしれない。でも僕から見ると、ものすごく成長しているなと感じるね。選手のテクニックに関しては、むしろスコットランドよりもアベレージは高いんじゃないかな。それにとってもスリリング! アルディージャって、21試合で無敗記録を続けたり、同じシーズンで残留争いに巻き込まれたり、まるでスコットランド代表を応援しているみたいな気分になるよね(笑)。
今季はJ2で戦っているけど、僕はこのカテゴリーは嫌いじゃない。ずっと首位だし、スタジアムの雰囲気もいいし、それにレンジャーズも今は2部だし(笑)。実はアルディージャのゴール裏には、僕みたいな外国人もけっこういて、そういうフレンドリーな雰囲気も気に入っているよ。
――◆――◆――
■座右の銘:「Without football, my life worth nothing(サッカーなしの人生は価値がない)」
■歴代で最も尊敬する監督:渋谷洋樹。勝利にふさわしい指揮官。
■歴代で最も愛した選手:ズラタン。ハンサムだし(笑)。
■最も記憶に残る試合:2013年5月6日(J1リーグ第10節)大宮アルディージャ対サンフレッチェ広島@NACK5スタジアム
■理由:大宮の富山貴光と広島のGK増田卓也が激しく交錯。ふたりとも頭部を強打して、救急車で搬送されるまで試合は20分ほど中断した。その間、両チームのサポーターが、相手チームの選手に対しても励ましのコールを送り続けていた。こういうことってヨーロッパでもあまりないから、とても印象に残っているよ。
※当連載ではご登場いただけるサポーターの方を随時募集しています。ご興味のある方は、下記メールアドレスまで、氏名、どのような形でチームを応援しているか、応援時の写真、アンケート回答(座右の銘、歴代で最も尊敬する監督、歴代で最も愛した選手、最も記憶に残る試合とその理由、あなたにとって応援するクラブとは)をお願いいたします。カテゴリーは問いません(J3以下、なでしこリーグでも構いません)
weeklysd@nsks.com
宇都宮徹壱/うつのみや・てついち 1966年、東京都生まれ。97年より国内外で「文化としてのフットボール」をカメラで切り取る活動を展開中。近著に『フットボール百景』(東邦出版)。自称、マスコット評論家。公式メールマガジン『徹マガ』。http://tetsumaga.com/