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【カタールW杯|G組展望】優勝候補のブラジルも苦戦するか。セルビアのセットプレー、スイスの完成度、カメルーンの多様性に注目

カテゴリ:国際大会

河治良幸

2022年11月04日

カメルーンのセンターラインは強力

攻撃面がレベルアップしたスイス。守護神ゾマー(写真)が立ちはだかるディフェンスは相変わらず安定感がある。(C)Getty Images

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■スイス
(5大会連続12回目の出場)

 前回大会はブラジルに次ぐ2位でグループステージを突破した。司令塔グラニト・ジャカ(アーセナル)が中盤を仕切り、ジェルダン・シャキリ(シカゴ・ファイアー)がサイドから仕掛ける構図は4年半前と変わらないが、それをゴールに結びつけられるタレントが育ってきた。

 ブリール・エンボロ(モナコ)だ。抜群の身体能力を誇るストライカーは、スペイン、チェコに連勝した9月のネーションズリーグで連続得点を決めるなど、ようやくエースらしくなってきた。

 守護神ヤン・ゾマーがゴール前に構えるディフェンスは相変わらず安定しており、苦しい時間帯に粘り強く耐えることもできる。2試合目で激突するブラジルに理想的な勝ち方ができれば、ムラト・ヤキン監督が率いるチームが、半世紀以上前に到達したベスト8を超える躍進への足がかりになる。
 
■カメルーン
(2大会ぶり8回目の出場)

 3か国が前回と同じ組だが、唯一異なる「不屈のライオン」が台風の目になりうる。

 アフリカ予選では大陸最強のコートジボワールを二次予選で敗退に追い込み、三次予選でタレント集団のアルジェリアを撃破。今年3月にトニ・コンセイソン前監督から引き継いだ元代表DFのリゴベール・ソング監督は誰もが知るレジェンドであり、個性派たちをまとめるカリスマ性に溢れている。

 3-4-3、4-3-3、4-4-2と複数のシステムを試合ごとに変えており、本大会でどの形を選択するかは不明。ただ守護神アンドレ・オナナ(インテル)、指揮官の後継者たるニコラ・エヌクル(アリス・テッサロニキ)、中盤の軸となるアンドレ・アンギサ(ナポリ)、“Wエース”とも呼べるマキシム・シュポ=モティング(バイエルン)とヴァンサン・アブバカル(アル・ナスル)のセンターラインは強力だ。そこにサイドのチャンスメーカーであるカルル・トコ・エカンビ(リヨン)などが、いかに絡んで勝機に繋げるか。
 
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