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【カタールW杯|F組展望】順当ならベルギー&クロアチアが突破。モロッコの飛び道具は不気味。カナダは旋風を巻き起こすか

カテゴリ:国際大会

河治良幸

2022年11月03日

モロッコ指揮官の手腕は未知数

バイエルンでブレイクしたデイビス。カナダでは“王様ポジション”で攻撃をけん引する。(C)Getty Images

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■モロッコ
(2大会連続6回目の出場)

 アフリカ予選を危なげなく突破した直後、前回の日本に続き、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任劇が起きた。規律を徹底させる指揮官と、ヌサイル・マズラウィ(バイエルン)やハキム・ジイェフ(チェルシー)など主力を含む数人に不和があり、事実上の追放が言い渡された。

 その後、一部の選手とは和解が伝えられたが、完全修復には至らず。協会も擁護できなかった。後任は元モロッコ代表DFのワリド・レグラギ監督に。代表監督の経験が無く、大舞台での手腕は未知数だ。

 代表引退を表明したジイェフも復帰するなど、チームマネジメントを見れば状況は改善した様子だが、ベルギーやクロアチアに対抗していけるのか。4-3-3の各ポジションにタレントがおり、アンカーのソフィアン・アムラバト(フィオレンティーナ)の安定したパス捌きと、マズラウィ、アシュラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)という左右サイドバックの攻め上がり、ジイェフの局面打開力などが、クロアチアとの初戦からハマれば勢いに乗りそうだ。
 
■カナダ
(9大会ぶり2回目の出場)

 北中米カリブ海予選でメキシコ、アメリカを上回る成績で、1986年のメキシコ大会以来となるW杯出場を決めた。

 その立役者はジョン・ハードマン監督だ。女子代表で評価を高めた気鋭の指揮官は、機動力を活かしたアグレッシブなフットボールを植え付けた。バイエルンでは左サイドバックとしてブレイクしたアルフォンソ・デイビスを、3-4-1-2のトップ下に配置。“王様ポジション”から、あらゆる攻撃に絡めるメカニズムを作り上げている。

 もっとも、そのデイビスであっても守備のハードワークは例外なく求められる。適材適所で全ポジションの選手に見どころはあるが、32歳ながら高い走力を誇る右ウイングバックのデイビッド・ホイレット(レディング)は攻守両面で頼りになる存在だ。

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