「左足で決めたのは初めて」鮮烈ゴラッソの菅原由勢が語る、AZ首位躍進の理由と自身の役割。前田との“元名古屋対決”には「直輝君のほうがファンが多いんで…」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2022年10月10日
「お互いにベンチ外でくすぶっていた時に刺激しあって一対一をやってました」
ユトレヒト戦では、スペースがあるから焦らずにボールを回すこと、ボールの奪い所を「ここに定めよう」といったことを、チームメイトに向かって発信していたという。
後半アディショナルタイムに失点を喫し、クリーンシートを逃したことはチームとしての課題だ。ゴールライン上で粘って失点を阻止しようとした菅原は「俺がクリアできると思ったんですけれどね」と振り返った。
「(敵を自陣に)引き込んだ時にどうしてもハッキリとしたプレーができない。そこをもうちょっと課題としてやっていかないといけない。2-1で終わるのと2-0で終わるのとではスッキリ度が違うので、そこは改善点として考えたい」
「改善点として考えたい」というコメントは一見、ありきたりなフレーズだが、リーグ戦で首位に立ち、しかも負け無しという好調AZの秘訣につながっている言葉である。
「AZは1試合1試合にしか集中していない。それが事実。とてつもない連戦ですけれどリカバリーをしっかりして、試合ごとに反省をしたり、いいリズムの中でやってます。チームとしても(試合に勝ったからといって)ここで満足してない。毎試合、みんなで課題を話し合っている。そこが次の試合で毎回良くなっているポイントかなと思います」
後半アディショナルタイムに失点を喫し、クリーンシートを逃したことはチームとしての課題だ。ゴールライン上で粘って失点を阻止しようとした菅原は「俺がクリアできると思ったんですけれどね」と振り返った。
「(敵を自陣に)引き込んだ時にどうしてもハッキリとしたプレーができない。そこをもうちょっと課題としてやっていかないといけない。2-1で終わるのと2-0で終わるのとではスッキリ度が違うので、そこは改善点として考えたい」
「改善点として考えたい」というコメントは一見、ありきたりなフレーズだが、リーグ戦で首位に立ち、しかも負け無しという好調AZの秘訣につながっている言葉である。
「AZは1試合1試合にしか集中していない。それが事実。とてつもない連戦ですけれどリカバリーをしっかりして、試合ごとに反省をしたり、いいリズムの中でやってます。チームとしても(試合に勝ったからといって)ここで満足してない。毎試合、みんなで課題を話し合っている。そこが次の試合で毎回良くなっているポイントかなと思います」
一方、ユトレヒトの前田直輝は前節のエクセルシオール戦に続いて右ウイングとして先発し、56分間プレーした。
「直輝くんも自分も、長い怪我から復帰して今日のように試合で対戦できるというのは、僕にとって感慨深いものがありますし、名古屋のファンの皆さんにとっても多分、思うものがあると思います。名古屋から海外に移籍していった選手たちがこうやって試合をすることは嬉しいことです。
僕も日本人選手と試合をできることが嬉しいので楽しみながらやれました。(語気を強めて)なにより勝つことが大事ですからね! 僕は負けることのほうが多かったのでね。セルティック(古橋亨梧)、PECズウォーレ(中山雄太、ファン・ウェルメスケルケン際)、PSV(堂安律)もそう。名古屋ファンは、直輝くんファンのほうが多いんでね(笑)。そこに負けないようにと思って、今日は気合を入れてやりました」
およそ1か月前、前田は「名古屋時代に、自分がランクル賞(クラブ年間MVP)を取れたのは由勢(との一対一の練習)のおかげです」と言っていた。
「僕が名古屋の1年目に若手最優秀選手賞を取れたのも、直輝くんのおかげですよ。お互いにベンチ外でくすぶっていた時に刺激しあって一対一をやってました。僕も本当に成長させてもらいました。直輝くんは名古屋でほんとうにスーパースターになりましたからね。すごいなと思います」
名古屋からオランダに場所を移し、今度は敵味方に分かれて刺激を与え合うことになった2人は来年1月28日、再びピッチの上で相まみえる。
取材・文●中田 徹
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「直輝くんも自分も、長い怪我から復帰して今日のように試合で対戦できるというのは、僕にとって感慨深いものがありますし、名古屋のファンの皆さんにとっても多分、思うものがあると思います。名古屋から海外に移籍していった選手たちがこうやって試合をすることは嬉しいことです。
僕も日本人選手と試合をできることが嬉しいので楽しみながらやれました。(語気を強めて)なにより勝つことが大事ですからね! 僕は負けることのほうが多かったのでね。セルティック(古橋亨梧)、PECズウォーレ(中山雄太、ファン・ウェルメスケルケン際)、PSV(堂安律)もそう。名古屋ファンは、直輝くんファンのほうが多いんでね(笑)。そこに負けないようにと思って、今日は気合を入れてやりました」
およそ1か月前、前田は「名古屋時代に、自分がランクル賞(クラブ年間MVP)を取れたのは由勢(との一対一の練習)のおかげです」と言っていた。
「僕が名古屋の1年目に若手最優秀選手賞を取れたのも、直輝くんのおかげですよ。お互いにベンチ外でくすぶっていた時に刺激しあって一対一をやってました。僕も本当に成長させてもらいました。直輝くんは名古屋でほんとうにスーパースターになりましたからね。すごいなと思います」
名古屋からオランダに場所を移し、今度は敵味方に分かれて刺激を与え合うことになった2人は来年1月28日、再びピッチの上で相まみえる。
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