現地時間10月８日に行なわれたプレミアリーグの第10節で、三笘薫が所属するブライトンがトッテナムとホームで対戦。22分に献上したハリー・ケインのヘッド弾で、０－１と敗れている。

　ベンチスタートとなった三笘は、66分から途中出場。左ウイングバックに入ると、直後の69分には、ピエール＝エミル・ホイビュアとクリスティアン・ロメロを抜き去り、カバーリングに来たイングランド代表DFエリック・ダイアーもかわして切れ込む。角度のないところからの折り返しはGKユーゴ・ロリスに阻まれたものの、いきなりスタンドを沸かせた。
 

　後半アディショナルタイムにも、MＦオリバー・スキップをあっさり抜き去るなど、その後も打開力を見せつけた日本代表アタッカーを、ロベルト・デ・ゼルビ新監督も賞賛している。ブライトンの地元メディア『Sussexlive』が試合後のコメントを紹介した。

「ミトマは本当に素晴らしい選手だ。クオリティの高いプレーヤーをピッチに立たせる方法を見つけたい。だが、私は11人しかプレーさせられないんだ」

　途中出場すれば、必ずといっていいほど結果を残す三笘について、これが就任２試合目のイタリア人指揮官は、起用法に頭を悩ませているようだ。

「彼は素晴らしい男であり、凄い選手だ。将来的には、スタイルではなくポジションを変えることができるが、（レアンドロ）トロサールもとても優れた選手であるため、最善の解決策を見つけるのは難しい」と続けている。

　好調のトロサールと三笘をどう共存させるのか。“イタリア版ペップ”とも評される戦術家の手腕に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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