【ロシアW杯南米予選】ついにスタート!押さえておきたい「5つのチェックポイント」

カテゴリ:国際大会

沢田啓明

2015年10月08日

バルサの「MSNトリオ」はそれぞれの国の成否を握る。

パラグアイはディアス(手前)、ペルーはガレカ(後方)というアルゼンチン人監督の下で復活の兆しを見せる。コパ・アメリカ2015では揃ってベスト4入りを果たした。
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バルサが誇る世界最強3トップ「MSNトリオ」。W杯南米予選では、それぞれの母国の大エースの役割を担う。(C)Getty Images

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【チェックポイント3】
低迷中のパラグアイ、ペルーの復活はするのか?

 
 ワールドカップ出場8回を誇るパラグアイは、前回の南米予選で守備が崩壊して最下位に沈む体たらく。しかし、昨年12月に就任したJリーグの初代得点王、ラモン・ディアス監督の指導の下、伝統の堅守速攻スタイルを取り戻しつつある。コパ・アメリカ2015ではベスト4進出と結果を残した。
 
 欧州のメガクラブに所属するような傑出したスターはいないが、組織力はすこぶる高い。粘り強く戦えれば、2010年大会ぶりのワールドカップ出場が見えてくるだろう。
 
 70年と78年のワールドカップでベスト8に食い込んだ実績を持つ古豪ペルーは、82年大会を最後に檜舞台から遠ざかっている。とはいえ、CFパオロ・ゲレーロ、若手MFのクリスティアン・クエバら技術レベルの高い選手を複数抱えるうえ、今年2月に就任したリカルド・ガレカ監督がチームに一体感を植え付け、先のコパ・アメリカでは3位と大健闘。今予選の台風の目となっても不思議はない。
 
 
【チェックポイント4】
バルサの「MSNトリオ」らスーパースターの競演

 
 メッシ、スアレス、ネイマールというバルサの「MSNトリオ」をはじめ、ハメス、ビダル、カバーニ、アグエロ、サンチェス、ディ・マリアなど、欧州のメガクラブで主役を張るスターの競演もまた、南米予選の大きな見所のひとつだ。
 
 中でも見逃せないのが、やはりバルサのMSNトリオ。3人とも出場停止と故障で揃って序盤の試合を欠場するが、最終的には彼らの出来がアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルの成績を大きく左右するに違いない。ファウルまがいの徹底マークを受けるだろうが、コンディションさえ万全なら独力で違いを生み出すはずだ。
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