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なぜバルサは、チェルシー移籍が濃厚だったフランス代表DFクンデを手中にできたのか【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2022年08月12日

セビージャとバルサは移籍交渉において強力なホットラインを築く仲

SBでもCBでも機能するクンデ。貴重な戦力となりそうだ。(C) Getty Images

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 また今回のオペレーションはセビージャにとってクラブ史上最高額での売却となった。5000万ユーロという額は、2019年夏にモナコに移籍したウィサム・ベン・ヤーデルの4000万ユーロ、2018年夏にバルセロナに渡ったクレマン・ラングレの3500万ユーロを大きく上回る。

 セビージャとバルサは、移籍交渉において強力なホットラインを築く仲でもある。前述のラングレの他にも、ダニエウ・アウベス、イバン・ラキティッチ、アレイシ・ビダル、セイドゥ・ケイタと今世紀に入ってからセビージャの主力選手がバルサに売却されるケースが続出している。
 
 最初にチェルシーと、後にバルサと合意に達したクンデは、常に冷静さを保ち、セビージャに過度なプレッシャーを与えることなく騒動の渦中に身を置いていた。

 クンデは本職のCBに加え、SBもこなす万能DFだ。そのうえセビージャの首脳陣は、いくつかの欠点を改善すれば、将来的に守備的MFとしてもプレーする資質を持っていると予言する。セビージャは、ジエゴ・カルロスを3000万ユーロでアストン・ビラに売却しており、レギュラーCBが揃って退団する緊急事態に見舞われている。新規契約選手はガラタサライから加入したマルコンのみで、さらなる補強は不可欠だ。

文●ラファエル・ピネダ(エル・パイス紙アンダルシアのクラブ番記者)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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