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【日本代表】“偶然”の2ゴールにならないために、シリア戦で香川真司に求められるノルマとは?

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2015年09月09日

試金石となる10月のシリア戦。

ゴール後、チームメイトと喜びを分かち合う香川。来月のシリア戦でもこの笑顔を見られるか。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 香川ほどの才能の持ち主ならもっと出来るはずだと、そんな期待があるから“並の活躍”では称賛できない。実際、彼ほどボールタッチが柔らかい選手は日本にいないし、走りながらボールを受ける技術も一級品だ。だからこそ、要求は高くなる。
 
 アルゼンチンのメッシ、ブラジルのネイマールなどエースと呼ばれるスタープレーヤーは、ゴールを決めて当然という側面がある。日本代表に置ける香川の立ち位置は、彼らのそれと同等だ。つまり重要なのは、大きなプレッシャーに晒された試合で結果を出してこそ本物だということだ。
 
 ちょうど来月、日本代表はワールドカップ・アジア2予選で最大のライバルになるだろうシリアとアウェーで戦う。ここで香川が勝負を決めるゴールを奪えば、ひとつの殻を破れそうな気がする。
 
 どこか遠慮気味に、味方のプレーに合わせているように見える日本代表の香川にさして魅力を感じない。サポーターが望んでいるのは、言うまでもなくドイツで躍動しているKAGAWAだ。
 
 まるで二面性を持つかのように、日本代表では躍動感が失われるが、もっと注文して、もっと積極的にゴールを狙ってほしい。自己中心的なプレーをしろと言っているわけではなく、組織のなかで独自のカラーを出すところを代表戦でも見てみたい。
 
 アフガニスタン戦での2得点が“偶然”にならないためにも、シリア戦でのゴール、すなわち試合を決定付ける働きはノルマになる。
 
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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