「我々がさらに高いレベルに行くために、アウェーで勝利しないといけない」

厳しい環境での試合について、ハリルホジッチ監督は「我々が着いた初日のトレーニングはかなり軽いものでしたが、(選手たちの)肺にかなり負担がかかっているという話はした」とコメント(写真は9月6日のもの)。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)
――ワールドカップ予選で、この体制になってから初のアウェーゲームですが、ご自身の経験から言って、アウェーで勝つためになにが重要になりますか?
「アウェーで勝利するには、国内でやるよりもっと野心と勇気が必要になると思います。たまには観客が我々をサポートしない場合もあります。犠牲心を持って戦わないといけない。勝ちたいという欲求をそれぞれが持たないといけないと思っていますし、選手とも話をしています。
我々がさらに高いレベルに行くために、アウェーで勝利しないといけないと話している。明日からアウェーでの試合が5回ほど連続しますが、可能な限りアウェーでの試合を勝ちたいと思っています」
――(テヘランは)暑いですし、空気も乾燥していて高地であり、ピッチの芝も長いように見えますが、そのあたりはどのように影響してくると思っていますか? また、どのように対応しようと思っていますか?
「我々が着いた初日のトレーニングはかなり軽いものでしたが、その時に(選手たちの)肺にかなり負担がかかっているという話はしました。東京は海抜0メートルで、ここは1200メートルという差があります。そして昨日より今日のほうがフィジカル的に良くなっていますし、明日はもっと良くなっていると思います。
もう適応するしかありません。もちろん、移動による疲労も回復しないといけません。先ほどグラウンドの状態も見ましたが、少し芝が長いので、できれば少しカットして、水をまいてほしいなと。それはオフィシャルに要求したいと思っています。
相手がどのような気持ちで来るかまだ分かりませんが、我々はとにかく勝つトライをしてきました。サポーターが味方しないとしても、集中して、確固たる決意を持って勝ちにいかないといけないと思っています」