今季、水戸から加入した中里崇宏は、移籍にあたって複数あった選択肢の中から、「カズさんが来るということが一番の理由」でJFLの鈴鹿に決めた。横浜FCでもカズとのプレー経験があるレフティは、やはり多くのファンに“見られる”ことは喜びであり、成長のための大きな糧になるという。
「55歳の選手に負けていられない? それはもちろん全員が持っていると思う」
「やっぱり選手としてはたくさんのひとに見てもらうことが成長に繋がると思います。たとえカズさん目当てだとしても、こういう中で試合をすることによって変なプレーはできないし、こういう中でしっかり勝ち切ること、良いプレーをすることが求められる。そのために良い準備をしていくことが必要になります。これからの長丁場ではやはり準備が常に必要になる。選手のみんなは、日々の練習からそういう所に気を遣ってやれていると思います」
また中里は開幕戦のカズのプレーを「チームの一員として、チームの勝利を一番に考えてくれていた」と振り返る。確かにシュートは打てずゴールに絡むことはなかったが、「(久しぶりの公式戦で)今日はカズさんも硬くなるだろうというのは分かっていたし、そんななかでしっかりディフェンスもやって、攻撃のリズムを作ろうと工夫してやってくれていた。もちろん、いろんなメディアで『得点を取ったら、カズダンスされますか?』とか聞かれていると思うんですけど、やっぱり得点という部分よりもチームの勝利を最優先にプレーしてくれたなという印象です」と勝利への貢献を称えている。
前出の橋本は「カズさんが来なかったら、こんなに注目を浴びていなかったと思う」と素直にその存在の大きさを認めるが、それでも「55歳の選手に負けていられない? それはもちろん全員が持っていると思う」と言う。続けて「でも、カズさんもまたそういう気持ちでやっているんじゃないでしょうか」と、リスペクトを抱きつつも、一プレーヤーとしては共通した想いを持っていることを強調する。
カズが加入したことで、初めて満員のスタジアムで試合をし、ゴールまで決めた選手がいる。「憧れ」でしかなかった遠い存在とチームメイトになった選手や、移籍する動機になった選手もいる。決して大げさではなく、カズは周囲の選手たちのサッカー人生にも、小さくない影響を及ぼす存在なのだ。20~30歳も年上のサッカー界の生けるレジェンドとともにプレーする選手たちの生の声を聞き、記者はそう感じた。
取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)
また中里は開幕戦のカズのプレーを「チームの一員として、チームの勝利を一番に考えてくれていた」と振り返る。確かにシュートは打てずゴールに絡むことはなかったが、「(久しぶりの公式戦で)今日はカズさんも硬くなるだろうというのは分かっていたし、そんななかでしっかりディフェンスもやって、攻撃のリズムを作ろうと工夫してやってくれていた。もちろん、いろんなメディアで『得点を取ったら、カズダンスされますか?』とか聞かれていると思うんですけど、やっぱり得点という部分よりもチームの勝利を最優先にプレーしてくれたなという印象です」と勝利への貢献を称えている。
前出の橋本は「カズさんが来なかったら、こんなに注目を浴びていなかったと思う」と素直にその存在の大きさを認めるが、それでも「55歳の選手に負けていられない? それはもちろん全員が持っていると思う」と言う。続けて「でも、カズさんもまたそういう気持ちでやっているんじゃないでしょうか」と、リスペクトを抱きつつも、一プレーヤーとしては共通した想いを持っていることを強調する。
カズが加入したことで、初めて満員のスタジアムで試合をし、ゴールまで決めた選手がいる。「憧れ」でしかなかった遠い存在とチームメイトになった選手や、移籍する動機になった選手もいる。決して大げさではなく、カズは周囲の選手たちのサッカー人生にも、小さくない影響を及ぼす存在なのだ。20~30歳も年上のサッカー界の生けるレジェンドとともにプレーする選手たちの生の声を聞き、記者はそう感じた。
取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)