3冠王者の不透明なスタート【バルサ番記者】のキャンプレポ

カテゴリ:メガクラブ

ルイス・フェルナンド・ロホ

2015年07月20日

ペドロにはいまなお移籍の可能性が。

延長契約を交わしたペドロだが、「2500万ユーロ以上で移籍を容認する」との付帯条項が。補強禁止処分中の流出は痛手だ。 (C) Getty Images

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 不安材料はまだある。ペドロ・ロドリゲスの去就が、いまなお不透明なことだ。
 
 出場機会を求めて移籍を希望していたペドロは、たしかに6月に契約を延長した。ただし、2019年までのその新契約には「2500万ユーロ(約35億円)以上のオファーがあれば移籍できる」という但し書きが加えられているのだ。
 
 ペドロにはパリ・サンジェルマンやマンチェスター・ユナイテッドが興味を示しており、移籍の可能性が消えたわけではまったくない。
 
 7月19日にバルセロナを発って向かったアメリカ遠征には、ムニル・エル・ハッダディ(19歳)をはじめ、アレン・ハリロビッチ(19歳)、セルジ・サンペール(20歳)、サンドロ・ラミレス(20歳)らBチームの有望株が招集された。彼ら若手の成長は、例年以上に期待されていると言えるだろう。
 
 いずれにしても、今シーズンのバルサの全容は、まだおぼろげにも見えていない。
 
【記者】
Luis Fernando ROJO|MARCA
ルイス・フェルナンド・ロホ/マルカ
スペイン最大の発行部数を誇るスポーツ紙『マルカ』でバルセロナ番を20年以上務め、現在は同紙のバルセロナ支局長。ヨハン・クライフら往年の選手とも親交が深く、ジョゼ・モウリーニョとはロブソンの通訳時代から親密な関係を築く。
【翻訳】
豊福晋
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