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ルイス・エンリケの続投はなぜ正しい判断だったのか 【バルサ番記者】が挙げる3つの理由

カテゴリ:メガクラブ

ルイス・フェルナンド・ロホ

2015年06月11日

L・エンリケはピッチ外での戦いにも勝利した。

CL決勝の翌日にカンプ・ノウで開催された3冠の祝勝会であいさつするL・エンリケ。この2日後、バルサとの契約を延長して続投が正式に決まった。 (C) REUTERS/AFLO

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 ユベントスを破ってチャンピオンズ・リーグを制し、3冠を達成した3日後の6月9日、ルイス・エンリケ監督がバルセロナとの契約延長にサインした。期間は2017年6月まで。
 
 昨夏の就任時に2年契約を結んでいたものの、CL決勝後に「来シーズンもバルサで指揮を執るかどうかは分からない」と発言したこともあり、去就が注目されていた。
 
 サポーターは3冠を達成したL・エンリケの続投を求め、クラブもそれを望んでいた。当の本人だけが、曖昧な態度をとっていたが、最終的に誰もが満足する形に落ち着いた。
 
 これは正しい判断だ。L・エンリケは続投すべきだった。それも、これから長くチームを託すべきだと、私は考えている。それには3つの理由がある。
 
 まず、文句なしの結果を出したことだ。なにしろ、3冠という偉業を就任1年目で達成してみせたのだから。これ以上に説得力のある成果はないだろう。しかも、欧州サッカーの長い歴史を振り返っても、3冠を二度成し遂げたクラブはなかった。L・エンリケは前人未到の快挙に、バルサを導いたのだ。
 
 L・エンリケが乗り越えた困難の大きさを考えると、3冠の価値はより高くなるだろう。
 
 シーズン当初はサポーターの支持を得られなかった。1月にはリオネル・メッシとの衝突が表面化し、アンドニ・スビサレータSDを解任したクラブ幹部との関係がぎくしゃくした。我々メディアとも緊張状態にあった。
 
 指揮官はピッチの上だけでなく、その外でも数々の難敵と戦わなければならなかったのだ。
 
 しかし、彼はそのすべての戦いに勝利した。シーズンも終盤に差し掛かるころには、サポーターも、メッシも、クラブ幹部も、我々メディアも、L・エンリケを認めて一目置くようになったのである。
 
 新シーズンの当面の目標は、年内にさらに3つのタイトルを獲得することだ。8月のスペイン・スーパーカップ(対アスレティック・ビルバオ)とUEFAスーパーカップ(対セビージャ)、そして日本で開催される12月のクラブワールドカップだ。
 
 ペップ・グアルディオラが2009年に達成して以来の6冠制覇に欠かせないのもの、それがL・エンリケの存在だ。
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