「日常からしっかりとやり切る」
関東サッカーリーグ2部に昇格した今シーズン、南葛SCは1年での1部昇格を目標に動き出した。
「簡単なことではありませんでしたし、対戦相手もやはりしっかりハードワークしてくるいいチームばかりで。彼らが“南葛SC相手に絶対勝ってやろう”という意気込みで来る。なかなか思い通りにやらせてくれない時間もある中で、それでもシーズン最初から言い続けてきた、自分たちのサッカーをやり続けて勝つことをブラさず続けていくことが大事だと考えていました」
開幕戦(tonan前橋戦)を終了間際の失点で引き分け、続く2、3節と連勝するも、次の試合(東邦チタニウム戦)ではまた終了間際の失点で引き分けてしまう。
「勝ち切れない、というのは最初あったと思います。勝ち切るためにやるべきことはしっかり意識して成長していた部分もあったのですが、どのチームも執念を出してくるなか、最後まで諦めずハードワークしてくる相手にやられてしまいました」
きっかけになったのは5月29日の東京国際大学FC戦。東邦チタニウムに後味の悪い引き分けをした後に待っていた、シーズン初の敗戦だった。
「この試合では退場者が出ていたこともありますが、それでも勝たなければならない。そのためには、日常からもう一度見直す必要がありました。僕が緩くなれば緩くなるし、きっちりやればきっちりやる。そこは自分の責任で」
変えたのは「日常からしっかりとやり切る」こと。
「例えば紅白戦でも、5分間なら最初から最後までやり切る。どんな練習でもしっかりとやることを意識づけていきました。日常から変えなければ、たとえ本番でやり切れたとしてもそれは偶然に過ぎません。やり切ることを必然にするには、日常から変えていかなければいけませんから」
勝ち切れないこととは別に、「誤算だった」と森監督が振り返るのはケガ人が続出したこと。
「ケガ人が出ないようにやってきたつもりが、ケガをさせてしまった。そのことでトレーニングの進め方も見直しながら進めてきました」
オフを増やしたりもしたが、強度を落とすことはしないように心がけた。
「極端な話、2時間でやっていたことを1時間にする。でもその1時間を100%やり切る。強度を落とすのではなく、疲労をできるだけ貯めないように時間を短くして、そのぶん集中・凝縮させるイメージです」
コロナ禍により予定通りの練習時間が確保できない事情もあった。練習時間を早めようにも選手にはそれぞれ仕事がある。そういった事情が練習時間の短縮に結びついた点もある。だが、選手のコンディションを意識しながら調整することで、結果的に「日常からしっかりとやり切る」意識はより高められていった。
「簡単なことではありませんでしたし、対戦相手もやはりしっかりハードワークしてくるいいチームばかりで。彼らが“南葛SC相手に絶対勝ってやろう”という意気込みで来る。なかなか思い通りにやらせてくれない時間もある中で、それでもシーズン最初から言い続けてきた、自分たちのサッカーをやり続けて勝つことをブラさず続けていくことが大事だと考えていました」
開幕戦(tonan前橋戦)を終了間際の失点で引き分け、続く2、3節と連勝するも、次の試合(東邦チタニウム戦)ではまた終了間際の失点で引き分けてしまう。
「勝ち切れない、というのは最初あったと思います。勝ち切るためにやるべきことはしっかり意識して成長していた部分もあったのですが、どのチームも執念を出してくるなか、最後まで諦めずハードワークしてくる相手にやられてしまいました」
きっかけになったのは5月29日の東京国際大学FC戦。東邦チタニウムに後味の悪い引き分けをした後に待っていた、シーズン初の敗戦だった。
「この試合では退場者が出ていたこともありますが、それでも勝たなければならない。そのためには、日常からもう一度見直す必要がありました。僕が緩くなれば緩くなるし、きっちりやればきっちりやる。そこは自分の責任で」
変えたのは「日常からしっかりとやり切る」こと。
「例えば紅白戦でも、5分間なら最初から最後までやり切る。どんな練習でもしっかりとやることを意識づけていきました。日常から変えなければ、たとえ本番でやり切れたとしてもそれは偶然に過ぎません。やり切ることを必然にするには、日常から変えていかなければいけませんから」
勝ち切れないこととは別に、「誤算だった」と森監督が振り返るのはケガ人が続出したこと。
「ケガ人が出ないようにやってきたつもりが、ケガをさせてしまった。そのことでトレーニングの進め方も見直しながら進めてきました」
オフを増やしたりもしたが、強度を落とすことはしないように心がけた。
「極端な話、2時間でやっていたことを1時間にする。でもその1時間を100%やり切る。強度を落とすのではなく、疲労をできるだけ貯めないように時間を短くして、そのぶん集中・凝縮させるイメージです」
コロナ禍により予定通りの練習時間が確保できない事情もあった。練習時間を早めようにも選手にはそれぞれ仕事がある。そういった事情が練習時間の短縮に結びついた点もある。だが、選手のコンディションを意識しながら調整することで、結果的に「日常からしっかりとやり切る」意識はより高められていった。