メッシが下がることで中盤に4対3の数的優位を。
1)1-0というスコアは「嘘つき」 バルセロナの圧勝
内容からすれば、5-0、6-0で終わっていてもおかしくない試合だった。そうならなかったのは、マンチェスター・CのGKハートが当たりまくっていたこと、そして前半30分過ぎの先制ゴールで2試合合計3-1と圧倒的優位に立ったバルセロナに精神的な余裕があり過ぎたことが理由。技術的にも戦術的にも両者の「格差」は明らかだった。
グループステージを首の皮一枚残して勝ち上がったマンCは、昨シーズンに続いてラウンド・オブ16でバルサに完敗。今回もまた説得力のある戦いを見せることなくCLの舞台を去った。
これだけの資金を投下し強力な戦力を揃え(クラブの売上高、保有選手の市場価格総額のいずれでもヨーロッパ6位)、プレミアリーグを過去3シーズンで二度制しているチームが、いまなおCLでベスト8にすら勝ち上がれずにいるのは大きな謎だ。
2)中盤の攻防で上回るバルセロナ
マンCのペレグリーニ監督は、2トップ(4-4-2)でスタートした第1レグとは異なり、アグエロの1トップを右からナスリ、シルバ、ミルナーという2列目が支える4-2-3-1(実質4-4-1-1)の布陣をピッチに送った。
これは中盤を噛み合わせて数的不利になることを避け、シルバがマスチェラーノを見ることでバルサのポゼッションを少しでも制限しようという狙いだろう。
しかしバルサは、メッシが右ウイングの位置から下がってくることで中盤に4対3の数的優位を作り出し、またそうでない数的均衡の状況でもお家芸であるロンド(鬼回し)を思わせるワンタッチの素早いパス回しでポゼッションを維持、そこからメッシのドリブルや両SBの攻め上がりでゴール前に効果的にボールを運んで行く。
マンCはボランチに並べたトゥーレ・ヤヤ、フェルナンジーニョの強力なフィジカルコンタクトに物を言わせてそれを食い止めようと試みたが、バルサのクオリティが上回った。
フェルナンジーニョがメッシ、ネイマールに股抜きを食らった場面には、この試合のひとつの側面が凝縮されていた。
内容からすれば、5-0、6-0で終わっていてもおかしくない試合だった。そうならなかったのは、マンチェスター・CのGKハートが当たりまくっていたこと、そして前半30分過ぎの先制ゴールで2試合合計3-1と圧倒的優位に立ったバルセロナに精神的な余裕があり過ぎたことが理由。技術的にも戦術的にも両者の「格差」は明らかだった。
グループステージを首の皮一枚残して勝ち上がったマンCは、昨シーズンに続いてラウンド・オブ16でバルサに完敗。今回もまた説得力のある戦いを見せることなくCLの舞台を去った。
これだけの資金を投下し強力な戦力を揃え(クラブの売上高、保有選手の市場価格総額のいずれでもヨーロッパ6位)、プレミアリーグを過去3シーズンで二度制しているチームが、いまなおCLでベスト8にすら勝ち上がれずにいるのは大きな謎だ。
2)中盤の攻防で上回るバルセロナ
マンCのペレグリーニ監督は、2トップ(4-4-2)でスタートした第1レグとは異なり、アグエロの1トップを右からナスリ、シルバ、ミルナーという2列目が支える4-2-3-1(実質4-4-1-1)の布陣をピッチに送った。
これは中盤を噛み合わせて数的不利になることを避け、シルバがマスチェラーノを見ることでバルサのポゼッションを少しでも制限しようという狙いだろう。
しかしバルサは、メッシが右ウイングの位置から下がってくることで中盤に4対3の数的優位を作り出し、またそうでない数的均衡の状況でもお家芸であるロンド(鬼回し)を思わせるワンタッチの素早いパス回しでポゼッションを維持、そこからメッシのドリブルや両SBの攻め上がりでゴール前に効果的にボールを運んで行く。
マンCはボランチに並べたトゥーレ・ヤヤ、フェルナンジーニョの強力なフィジカルコンタクトに物を言わせてそれを食い止めようと試みたが、バルサのクオリティが上回った。
フェルナンジーニョがメッシ、ネイマールに股抜きを食らった場面には、この試合のひとつの側面が凝縮されていた。