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【CLポイント解説】シャフタール 0-0 バイエルン|準々決勝進出へのキーポイントは……第1レグを3つの視点から読み解く

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2015年02月18日

“大健闘”シャフタールで存在感を示したシェフチュクとフレッジ。

センスと体力でバイエルンの攻撃力を半減させたフレッジ。 (C) Getty Images

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ロッベンと対等に渡り合った“殊勲者”シェフチュク。 (C) Getty Images

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 ドイツ王者の圧倒的優位が予想されたチャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント1回戦、シャフタールとバイエルンの第1レグは、見どころの乏しいスコアレスドローに終わった。
 
 枠内シュートの数は互いに1本で、決定機らしい決定機はバイエルンのトーマス・ミュラーがエリア内で放った31分のシュートのみ。中盤でのつばぜり合いや、サイドでの局地戦は白熱していたものの、ゴール前でのスリリングな攻防はゼロに近く、いわゆるスペクタクルを連想させるゲームではなかった。
 
 結果に満足しているのは、ウクライナ国内の政情不安により、本拠を構えるドネツクから約1200キロも離れたリビウでの試合を余儀なくされたシャフタールだろう。国内リーグがウインターブレイクの真っ只中(再開は2月28日)で、公式戦は実に67日ぶりという不安を抱えながら、アウェーゴールを許さずにドローで切り抜けられたからだ。
 
 シャフタールが引き分け以上ならベスト8へ進むことになるミュンヘンでの第2レグ(3月11日)。その大一番を展望する前に、第1レグから見えたポイントをおさらいしよう。
 
 
1)21歳の新鋭が番狂わせのキーマンに!?
 
 UEFA選定のマン・オブ・ザ・マッチは、シャフタールの左SB、ヴャチェスラフ・シェフチュク。前半途中に頭部から出血するアクシデント(トーマス・ミュラーのスパイクが当たった)に見舞われながら、90分間を通して集中を切らさずに堅実なディフェンスを見せ、タッチライン際で対峙したアリエン・ロッベンに決定的な仕事を許さなかった。
 
 34歳のこのベテランの献身がなければ、シャフタールが決定的なピンチに至る場面は増えていたはずだ。
 
 そして、そのシェフチュクに勝るとも劣らない存在感を放っていたのが、21歳のブラジル人MF、フレッジだ。豊富な運動量と高度な危機察知能力を活かし、中盤を番犬のように走り回っては、バイエルンのパスワークや進攻方向を的確に遮断していた。
 
 さらにフレッジは、両軍を通じてトップとなる98パーセント(42本中41本成功)のパス成功率を記録。フランク・リベリやマリオ・ゲッツェといったワールドクラスを苛立たせたボランチの新鋭が、第2レグでのアップセットを呼び込むキーマンとなるかもしれない。
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