マドリーの18歳、久保建英とロドリゴを現役イタリア人監督が徹底分析!「彷彿させるのはモドリッチ。将来はシルバのように…」

カテゴリ:メガクラブ

ロベルト・ロッシ

2019年08月12日

この年代では傑出したタレントとパーソナリティーを持つ

ここまで小さくないインパクトを残している久保(左)とロドリゴ(右)。そのプレースタイルの特徴は?(C)Getty Images

画像を見る

 現地時間8月11日、レアル・マドリーはローマとの開幕前最後のテストマッチに臨み、2-2(PK戦4-5)で終えた。

 そのイタリア遠征には帯同しなかったとはいえ、プレシーズンの間、注目を浴び続けたのが、ともに今夏に加入した18歳、久保建英とロドリゴだ。プレシーズンマッチでも堂々たるプレーを披露し、ジネディーヌ・ジダン監督も一定の評価を与えている。

 では、このふたりの俊英はどんなタイプのプレーヤーで、何が強みなのか。

 かつて元日本代表監督アルベルト・ザッケローニの下でスタッフを務めたこともある、現役イタリア人監督のロベルト・ロッシ氏に、両者のプレースタイルを徹底的に分析してもらった。

―――◆―――◆―――◆―――◆―――
 
 久保とロドリゴはいずれも、ワールドクラスに成長する可能性を秘めた逸材だ。2001年生まれの18歳という年齢が示す通り、ともにまだフットボーラーとして成長の途上にあるが、マドリーが目をつけて獲得したからというだけでなく、加入間もないプレシーズンマッチでトップチームの一員としてピッチに立ち、衆目を集めるパフォーマンスを見せているという事実からだけでも、この年代の中では傑出したタレントとパーソナリティーの持ち主であることがわかる。

 ブラジル人のロドリゴは、爆発的なスピードとテクニックを活かした1対1の突破力を最大の武器とするサイドアタッカーだ。モダンフットボールにおいて最も重要、かつ需要の多いタイプでありプレースタイルである。

 それは、リオネル・メッシ、若き日のクリスチアーノ・ロナウドからエデン・アザール、ネイマール、モハメド・サラー、ラヒーム・スターリング、サディオ・マネ、レロイ・ザネ、ウスマンヌ・デンベレ、ジェイドン・サンチョに至るまで、移籍市場で高く評価されているアタッカーの大半がこのタイプである事実からもわかる。

 174センチ、63キロと体格的にはまだ線が細く、フィジカル的には未完成。これからもう少し筋肉とパワーが上乗せされることになるだろう。

 右利きだが左サイドを起点としてプレーすることを好み、足下にパスを受けて前を向いたところから、スピードに乗ったドリブル突破でゴールに向かって仕掛け1対1突破が最大の武器だ。相手を抜き去ったところからは、コンビネーションやアシストよりも、自ら直接シュートを狙っていくことが多い。それゆえ、目の覚めるようなゴールを決める一方で、ボールを持ち過ぎてパスのタイミングを逃したり、強引なプレーでボールを失いカウンターのピンチを招いたりすることもある。

 周囲との連携を探るよりは独力で状況を解決しようとするのは、傑出したテクニックとスピードを備えた若いアタッカーに共通する傾向だ。これは同年代、あるいは低いレベルのリーグでプレーしている限り、それでほとんど全ての状況を解決できてしまうから。

 しかしもちろんラ・リーガ、そしてチャンピオンズ・リーグのようなトップレベルの舞台ではそうはいかない。そこでぶつからざるを得ない壁をどう乗り越えるかで、このタイプのアタッカーのキャリアは決まると言っても過言ではない。
 

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト8月22日号
    8月8日発売
    真のキーマンは!?
    J1全18+J2注目4クラブ
    2019年夏「戦術ガイドブック」
    札幌&柏ダイジェストも必見!
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    8月19日発売
    2019-2020シーズン
    プレミアリーグ
    選手名鑑&開幕ガイド
    全20クラブを完全網羅!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVol.28
    7月10日発売
    「インターハイ選手名鑑」
    男子出場52校・1040選手の
    顔写真&プロフィールを網羅
    企画満載で女子出場16校も!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ