「これだけ拮抗しているリーグは世界でもなかなかない」
浦和レッズでプロ14年目を迎える男は、その質問に顔色を曇らせる。
――浦和はリーグ19節を終えて10位。今シーズンは近年になく厳しい戦いを強いられていますが、今のJリーグをどう感じていますか?
「いやあ、難しいですね。やっぱり今シーズンだけじゃなくて、本当に難しさを感じるリーグですよ」
声の主は、浦和のディフェンスリーダーであり、押しも押されもせぬムードメーカー。日本代表DFの槙野智章だ。
「これだけどのチームにも差があまりなくて拮抗しているリーグというのは世界でもなかなかないでしょう。そう考えたら、すごく面白いですけど、毎年のように優勝を争ったり、上位に顔を出したりしても、リーグのタイトルは獲れていない。やはりここ数年は難しい戦いを強いられているなという印象を受けますね」
現状は到底満足のいくものではないだろう。槙野も「この順位には、やっぱり恥ずかしさと不甲斐なさを感じています。もちろん、シーズンの最後にチャンピオンになることを諦めてはいないし、そのためにもこれからどんどん順位を上げていきたい」とやや熱を帯びた口調で答える。毎試合スタジアムを埋め尽くす浦和の大サポーターに歓喜をもたらすためにも、DF陣の大黒柱たる槙野に掛かる期待は今後より高まってくるはずだ。
一方で、ACLでは優勝した17年大会以来2年ぶりのベスト8進出を決めた。
槙野は「アジアでの戦い方に慣れてきた部分は大きいでしょうね」と、その要因を語る。
「最低でもここは引き分け、でもホームでは勝ちましょうというメリハリのある戦い方ができていると思います。戦い方の線引きが上手くできているのかもしれないですね」
その典型例と言えるのが、決勝トーナメント1回戦の蔚山現代(韓国)戦だろう。ホームでの第1戦を1対2で落として迎えたアウェーでの第2戦は、2点以上を奪っての勝利が必要とされた。このシチュエーションで槙野はこんなイメージを持って試合に入っていたという。
「90分のなかで必ず僕たちは点を取れるだろうと思って戦っていました。相手は2点差を守ればいいというメンタリティになっていたと思うし、僕たちがどこかのタイミングで1点を入れた瞬間に、勝負のスイッチは大きく変わるだろうと思っていました。実際に、その(点が入った)時間帯が良かった。前半の終わりと後半の終わりの方だったので」
もちろん、こうした逆転劇が可能になったのはチーム内にポジティブな空気があったからだ。槙野は2年前のアジア王者に輝いた当時の戦いぶりを振り返りつつ、ACLでの“経験”が備わっていたことも明かす。
「2年前にチャンピオンになった時は、ファーストレグを落としたり、セカンドレグで巻き返したりっていうゲームがほとんどだったんですね。だからこそ、最初に負けても『次に上回れたらいい』という気持ちを、経験として持っている選手が多かったので、劣勢を跳ね返すメンタリティはあったと感じています」
リーグも後半戦に突入。現状の順位を上げていくためにも槙野は「前半戦を覆すような戦い方をしなければ」と意気込む。
「前半戦に(勝点を)こぼした相手からしっかりポイントを獲っていきたい。あとは、その前半戦の反省を活かした戦いができれば、おのずと順位は上がっていくと思います」
――浦和はリーグ19節を終えて10位。今シーズンは近年になく厳しい戦いを強いられていますが、今のJリーグをどう感じていますか?
「いやあ、難しいですね。やっぱり今シーズンだけじゃなくて、本当に難しさを感じるリーグですよ」
声の主は、浦和のディフェンスリーダーであり、押しも押されもせぬムードメーカー。日本代表DFの槙野智章だ。
「これだけどのチームにも差があまりなくて拮抗しているリーグというのは世界でもなかなかないでしょう。そう考えたら、すごく面白いですけど、毎年のように優勝を争ったり、上位に顔を出したりしても、リーグのタイトルは獲れていない。やはりここ数年は難しい戦いを強いられているなという印象を受けますね」
現状は到底満足のいくものではないだろう。槙野も「この順位には、やっぱり恥ずかしさと不甲斐なさを感じています。もちろん、シーズンの最後にチャンピオンになることを諦めてはいないし、そのためにもこれからどんどん順位を上げていきたい」とやや熱を帯びた口調で答える。毎試合スタジアムを埋め尽くす浦和の大サポーターに歓喜をもたらすためにも、DF陣の大黒柱たる槙野に掛かる期待は今後より高まってくるはずだ。
一方で、ACLでは優勝した17年大会以来2年ぶりのベスト8進出を決めた。
槙野は「アジアでの戦い方に慣れてきた部分は大きいでしょうね」と、その要因を語る。
「最低でもここは引き分け、でもホームでは勝ちましょうというメリハリのある戦い方ができていると思います。戦い方の線引きが上手くできているのかもしれないですね」
その典型例と言えるのが、決勝トーナメント1回戦の蔚山現代(韓国)戦だろう。ホームでの第1戦を1対2で落として迎えたアウェーでの第2戦は、2点以上を奪っての勝利が必要とされた。このシチュエーションで槙野はこんなイメージを持って試合に入っていたという。
「90分のなかで必ず僕たちは点を取れるだろうと思って戦っていました。相手は2点差を守ればいいというメンタリティになっていたと思うし、僕たちがどこかのタイミングで1点を入れた瞬間に、勝負のスイッチは大きく変わるだろうと思っていました。実際に、その(点が入った)時間帯が良かった。前半の終わりと後半の終わりの方だったので」
もちろん、こうした逆転劇が可能になったのはチーム内にポジティブな空気があったからだ。槙野は2年前のアジア王者に輝いた当時の戦いぶりを振り返りつつ、ACLでの“経験”が備わっていたことも明かす。
「2年前にチャンピオンになった時は、ファーストレグを落としたり、セカンドレグで巻き返したりっていうゲームがほとんどだったんですね。だからこそ、最初に負けても『次に上回れたらいい』という気持ちを、経験として持っている選手が多かったので、劣勢を跳ね返すメンタリティはあったと感じています」
リーグも後半戦に突入。現状の順位を上げていくためにも槙野は「前半戦を覆すような戦い方をしなければ」と意気込む。
「前半戦に(勝点を)こぼした相手からしっかりポイントを獲っていきたい。あとは、その前半戦の反省を活かした戦いができれば、おのずと順位は上がっていくと思います」
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