【2014南関東総体】代表校の強さの秘密を探る|中京大中京

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2014年06月01日

圧倒的な高さはなくなったが、つなぐ意識の高いチームに。

2年連続17回目のインターハイ出場を決めた中京大中京。今年はつなぐ意識の高いサッカーを展開する。 (C) Takahito ANDO

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 岡山哲也監督が就任し、4年目を迎える今年。「ようやく求めていたカラーになってきた」と言う指揮官がイメージする、中盤でショートパスを繋ぎながら、バリエーションある攻撃を仕掛けられるチームに仕上がってきた。
 
 昨年は宮市剛(湘南)という絶対的なエースが君臨し、「剛くんに頼っていた面があった」とはMFの大城佑斗。しかし、「今年はみんなで崩していくイメージが強い」と言い、傑出した個がいない分、全員が連動しながら崩していくサッカーを展開する。
 
 なかでも鍵を握るのが、大城とナンバー10を背負う冨田光の存在だ。大城はトップ下の位置から豊富な運動量を駆使した裏への飛び出しに特徴を持つアタッカー。決定的な仕事をこなすだけでなく、セカンドボールを拾って2次、3次攻撃につなげる中盤のダイナモ的な役割を果たす。
 
 冨田はドリブルとパスセンスに優れ、彼が攻撃の起点となる。このふたりのコンビネーションに対し、抜群のキャプテンシーを誇る市川兼伍と吉住幸一郎の2ボランチが、チャレンジ&カバーを繰り返しながら、ポゼッションに参加。フィジカルに優れたFW小原羽矢駄、長身FW犬飼翔洋らが、ポストプレーと積極的な仕掛けを見せ、ゴールに迫っていく。
 
「みんな足下がある選手ばかりなので、前線の4人が頻繁に入れ替わりながら、テンポの良いパスワークで崩して行ける」(大城)
「これまでの中京大中京のように、圧倒的な高さはないけど、その分、つなぐ意識を持った選手が揃っているので、ワンツーやドリブル、裏への飛び出しを上手く組み合わせて崩すサッカーができる」(冨田)

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