【米国発メッシ日記】得点記録、9番争い、人気沸騰中の髭 etc.…上機嫌のメッシが語る

カテゴリ:国際大会

チヅル・デ・ガルシア

2016年06月20日

「この3年間、僕たちは大変な道を歩んできたんだ」(メッシ)

チームの勝利を優先するメッシだが、彼の代表通算得点の記録更新こそが、アルゼンチン戴冠への一番の近道であることは間違いないだろう。 (C) Getty Images

画像を見る

 ついにリオネル・メッシが、あのガブリエル・バティストゥータに追いついた!
 
 ベネズエラ戦でアルゼンチン代表での通算54点目となるゴールを決め、バティストゥータの持つ最多記録に並んだメッシ。大会中に新記録を達成することが現実的となった。
 
 4-1の勝利を収めた後、メッシは笑顔でミックスゾーンに姿を現わし、メディアからの質問にも上機嫌で応じている。
 
 バティストゥータの記録と並んだことについては「とても幸せだ」としながらも、「でも僕たちは(記録よりも)他のことを考えている。長年待ち望まれている優勝カップを掲げることだ」と、個人の名誉よりもチームとしてのタイトル獲得を重視する姿勢を示した。
 
 続けて、これまでチームが勝ち進んできた道のりを振り返り、その過酷さについても強調した。
 
「2度の大会(ブラジル・ワールドカップと昨年のコパ・アメリカ)で続けて決勝まで辿り着き、そして今回も準決勝に進出した。これは、決して簡単なことではない。もちろん誰だって優勝したいけれど、この3年間、僕たちは大変な道を歩んできたんだ」
 
 また今大会ではアルゼンチンのメディアが、代表の9番について、ゴンサロ・イグアインかセルヒオ・アグエロか? というテーマでディベートを展開している。
 
 ベネズエラ戦では、これまで無得点だったイグアインが先制点を含む2ゴールをマークしたこと、そして後半途中からアグエロが交代出場した。このことについても、メッシはコメントを求められた。

「彼ら(FW)は、最も得点を必要としている。そのためにプレーしているし、いつもゴールを決めたいと考えている。でも、ふたりともゴール以上のものをチームにもたらしてくれるし、だから僕たちも安心していられるんだ」
 
 メッシは、重要なポイントが「誰が点を入れるか」ではないことをアピール。キャプテンとして、チーム内に過度のライバル意識は存在しないことをあえて主張しているようだった。
 
 最後に、話題沸騰中の髭について問われたメッシは、「まだまだ我慢するよ。もちろん少しずつ切り整えていくけどね」と笑いながら話していた。
 
 ちなみに「メッシの髭」の人気は高まる一方で、ベネズエラ戦の会場では、メッシと同じ赤毛の「付け髭」をしているサポーターもいたほどだった。
 
文・チヅル・デ・ガルシア

【関連記事】
【EURO展望】スロバキア×イングランド|ヴァーディーかケインか? ホジソン監督の決断は⁉
【EURO展望】ロシア×ウェールズ|勝利が絶対条件のロシアが攻勢に?
スーパースターたちの超ハイレベルな共演――100年に一度の特別な「コパアメリカ センテナリオ USA」を見逃すな!!
【コパ・アメリカ】メッシ、代表得点記録で最多タイに! アルゼンチンは4発快勝!!
【米国発メッシ日記】効力抜群の「神々しき髭」! ゆえに「剃ったらみんなに殺される」
【米国発メッシ日記】異常なほどの人気を物語る、腕の「引っ掻き傷」
【米国発メッシ日記】欠場したチリ戦でメディアを戸惑わせたある出来事
アルゼンチンをトラウマから解放したいメッシ「1993年以来の不運を終わらせる!」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ