2トップへの変更も選択肢だ。

故障者/スロバキア=なし イングランド=なし
出場停止/スロバキア=なし イングランド=なし

好調のハムシク(左)が攻撃の全権を握るスロバキア。イングランドは勢いに乗るヴァーディー(右)をスタメンで起用するのか。(C)Getty Images
EURO2016
グループB3節
6月20日(月)/21:00(日本時間:28:00)/サンテティエンヌ
スロバキア×イングランド
主審:カルロス・ベラスコ・カルバジョ(スペイン)
【注目ポイント】
●イングランドの前線の組み合わせ
●スロバキアの速攻が機能するか
【試合展望】
両チームとも第2戦で今大会初勝利を挙げ、勢いに乗っている。
イングランドは引き分けでも2位以内が確定するものの、勝ってトップで決勝トーナメントへ進みたいところ。首位通過なら、開催国フランスをはじめ、ドイツとイタリアになる可能性が小さくないC組、E組の1位と別ブロックになり、決勝まで対戦が避けられるからだ。
鍵を握るのは、ホジソン監督の選手起用だ。16日のウェールズ戦では采配がズバリと当たり、後半から投入したヴァーディーとスターリッジがともにゴールを決めて逆転勝利を呼び込んだ。勢いを買ってこのふたりを先発で使うのか。あるいは、精彩を欠いたケインとスターリングを再びスタメンで送り出すのか。前者なら、中盤の枚数を増やして2トップにする選択肢も考えられる。
いずれにせよ、ロシア戦、ウェールズ戦と同様に、ボールを支配して攻め込む展開が予想される。前線のパフォーマンスが勝負を分けるだろう。
負ければ16強入りが厳しくなるスロバキアは、守備を固めて得意のカウンターに活路を見出したい。リバプールで9年間プレーし、イングランドのアタッカー陣の特徴は熟知しているCBシュクルテルを中心に、猛攻を凌ぎ切れるか。
心強いのは大黒柱ハムシクの存在だ。ロシア戦では圧巻の1得点・1アシストで違いを見せた。数少ないチャンスでもゴールに結び付ける武器は持っている。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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