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「スイッチが切れてしまう選手が多い」ボーフム浅野拓磨が大敗にこぼした本音。自身は最後まで戦う姿を見せた【現地発コラム】

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2024年03月04日

「アウェーでプレーしてる時に崩れることが多い」

苦しいチーム状況でも全力を尽くす浅野。(C)Getty Images

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「全員がやっぱりインテンシティ高く戦えないと、本当に厳しい試合になると今日は改めて感じましたね」

 そう語るのはボーフムに所属する日本代表FWの浅野拓磨。アジアカップからクラブへ戻り、3試合連続でスタメンとなった23節ボルシアMG戦でフル出場したが、チームは序盤から守備が崩壊状態で2-5の大敗を喫した。

「ボーフムとして、なかなか思っていたような戦いはできなかった。相手のスカウティングをして、いつも通りの戦い方をして、僕らが思うようなプレーできてたら、はまるだろうっていう考えでプレーしましたけど」

 試合後のミックスゾーンでは落ち着いてそう振り返る。戦力的にハイレベルの選手をそろえているわけではないボーフムは、インテンシティ高い守備と攻守の切り替えの素早さが生命線だ。
【動画】浅野が王者バイエルン相手にスーパーゴール!歓喜のジャガーポーズも
 全てが機能した時は強い。実際に22節では11連覇の王者バイエルンを相手にホームで見事な戦いぶりを披露し、3-2と勝利している。浅野もカウンターからの鋭い飛び出しとシュートで貴重なゴールをマーク。ホームのサポーターからの熱量高く温かいサポートを受けているときのボーフムは強靭なチームだ。

 ただ、アウェーだとそんな面影が一気に消えてしまう。

「3年間ここでやっていますけど、アウェーでプレーしてる時に崩れることが多い。明らかにホームとアウェーでやりやすさやチームとしての活気というのが違うかなというのは感じています。たぶんどこのチームもそうなんかなとは思いますけど、ボーフムは特にそこの違いが激しいチームかなと。ハマることもあればハマらないこともあるとはいえ、ハマらないときにスイッチが切れてしまう選手が多い。そうなるとどうすることもできない」

ボルシアMG戦では前半にPKで2失点目を喫してから完全にチームとしての規律が失われてしまった。あっさりと相手に突破を許し、チャンスを簡単に作られてしまう。

 そんな中でも浅野は集中を切らすことなく、うまくいかないならうまくいかないと割り切って、自分にできることに100パーセント取り組む姿勢を見せている。

「今日みたいに守備で追われる試合っていうのは、正直、インテンシティとしてもすごく厳しい試合になる。ボール持ったときに一つ違いを見せれるようにっていうのは、コンディションが良いときだけじゃなくて、常に発揮できるようにしたい」
 
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