“下平色”が表われたのは後半の45分間。修正が奏功し、一時は逆転に成功した。
J1・4節の新潟戦は、試合終了間際に相手のパワープレーによって守備が決壊し、掴みかけていた勝ち星を土壇場で手放した。ミルトン・メンデス前監督最後の試合となった前節の磐田戦とまったく同じ展開で、下平隆宏監督の初陣は2−2のドローに終わった。
しかし、試合展開と結果を除けば、下平監督のカラーは早くもピッチで表現されていた。
柏の従来のスタイル通り4-3-3のアンカーシステムをベースにしながらも、守備時には大谷秀和と秋野央樹が2ボランチになり、4-4-2のコンパクトな守備ブロックを作って対応する。
とはいえ、準備期間はわずかに4日。前半は狙い通りに試合を運べず、「よく1失点に抑えた」(下平監督)というほど散々な出来に終始。中村航輔の2度の好セーブがなければ前半で勝敗が決していてもおかしくない内容だった。
“下平色”が表われたのは、むしろ後半である。前半の内容を受け、指揮官は修正を施す。攻撃時にはアンカーの秋野をディフェンスラインまで降ろし、中谷進之介と増嶋竜也の間に入る3バックの形を取らせて、両SBの今井智基、輪湖直樹を高い位置に押し上げる。
この采配の効果は顕著に表われ、新潟のマークをかく乱して主導権を掌握。サイドの高い位置を取った輪湖の2本のクロスから2ゴールが生まれ、狙い通り逆転まで持っていった。
しかし、試合展開と結果を除けば、下平監督のカラーは早くもピッチで表現されていた。
柏の従来のスタイル通り4-3-3のアンカーシステムをベースにしながらも、守備時には大谷秀和と秋野央樹が2ボランチになり、4-4-2のコンパクトな守備ブロックを作って対応する。
とはいえ、準備期間はわずかに4日。前半は狙い通りに試合を運べず、「よく1失点に抑えた」(下平監督)というほど散々な出来に終始。中村航輔の2度の好セーブがなければ前半で勝敗が決していてもおかしくない内容だった。
“下平色”が表われたのは、むしろ後半である。前半の内容を受け、指揮官は修正を施す。攻撃時にはアンカーの秋野をディフェンスラインまで降ろし、中谷進之介と増嶋竜也の間に入る3バックの形を取らせて、両SBの今井智基、輪湖直樹を高い位置に押し上げる。
この采配の効果は顕著に表われ、新潟のマークをかく乱して主導権を掌握。サイドの高い位置を取った輪湖の2本のクロスから2ゴールが生まれ、狙い通り逆転まで持っていった。