【J1】下平新体制の柏はドロー。執念のAT弾で新潟が勝点1を拾う

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年03月19日

セットプレーの流れで残っていた大野が押し込み同点に。

出場停止のラファエル・シルバに代わって先発した山崎(9番)は、キレのあるドリブル突破を見せた。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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 J1第1ステージ・4節は3月19日、7試合を開催。デンカビッグスワンスタジアムでは新潟対柏が行なわれ、2-2のドローに終わった。
 
 この引き分けで、下平新監督が就任した柏は、未勝利の2分2敗。新潟は1勝1分2敗となった。
 
 前半は新潟が圧倒した。出場停止のラファエル・シルバに代わって先発した山崎が、得意のドリブル突破でゴールをうかがう。ホームチームは攻守の切り替えも早く、高い位置でボールを奪い返して2次攻撃を仕掛けた。
 
 そうした良い流れのなか、新潟が9分に先制点を挙げる。身体を張ってボールをキープした山崎をレオ・シルバがフォローし、ドリブルで持ち上がって田中へパスを通す。田中は左サイドをオーバーラップしたコルテースをオトリにして中央へ切り込み、右足でシュートを突き刺した。
 
 一方の柏は、最終ラインからパスをつないで大津や田中にボールを集め、そこにSBが絡んでサイドから攻撃を仕掛ける。しかし、クロスの精度が低く、決定的な場面を作るには至らない。
 
 むしろ、柏は新潟の素早いプレッシャーに手を焼き、ボールを奪われるシーンが頻発。前半だけで8本のシュートを打たれるなど、劣勢でハーフタイムを迎えた。
 
 しかし、後半に入ると、徐々に柏が試合のペースを握っていく。前半に飛ばした新潟の運動量が落ちていくのを尻目に、ボールポゼッションで優位に立ち、やはりサイドを起点に攻めた。
 
 そして、59分。ディエゴ・オリベイラが起点になって左サイドへ展開。輪湖のクロスを武富がヘッドでねじ込む。さらに、72分には再び輪湖からのクロスをエデルソンがヘッドで沈めて逆転に成功した。
 
 ところが、試合終了間際にドラマが待っていた。

 90+5分、新潟の酒井が前線にフィードを送る。これをセットプレーの流れで残っていた増田が落とすと、走り込んだ平松がシュート。一度はGKに阻まれたが、こぼれ球を大野が押し込み、土壇場で同点ゴールをねじ込んだ。試合はそのまま2-2のドローで終了した。
 
 新潟とすれば、起死回生の勝点1。柏にとっては、勝点2が滑り落ちた悔しい引き分けとなった。
 
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