【広島インタビュー】ブレイクした浅野拓磨が、自身のベストゴールを選定。「満足感では浦和戦の同点弾ですね」

カテゴリ:Jリーグ

中野和也

2016年01月31日

「あの試合(浦和戦)で、初めて力を出し切る感覚を持てた」

J1制覇に貢献し、A代表にも選出された。しかし、浅野は「まだまだ、なにかが足りない」と満足する様子はない。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 途中出場だけで今季のリーグ戦で8得点。チャンピオンシップでも決定的な仕事をこなし、「広島に浅野あり」を印象付けた1年だった。A代表にも上り詰めた若武者は、それでも断言する。「思い描いていた自分では、まだない」と。
 
―――◆―――◆―――◆―――
 
――プロに入って今季で3年目。思うように成長できていますか?
 
 確かに今年は、成長を感じた1年でした。でも、プロ入り当初に思い描いていたような自分では、まだないです。もっともっと、やらなきゃいけない。
 
 正直、1年目から試合に出て結果を残せるという自信を持って広島に入りました。でも、現実は違いました。最初はメンバーにも入れませんでしたし、なにより普段の練習がすごく難しくて。例えばウォーミングアップのボール回しでも、最初はボールが全然取れなかったんです。でも、自分のパスはすぐに取られてしまう。その繰り返しでした。このチームは、ボール回しからして質が違うんです。
 
 特に凄いのは、カズさん(森﨑和幸)ですね。ボールを受ける前にはいなかったのに、ターンした時にはどこからともなくカズさんが現われて、さっと奪っていく。縦に持ち出してフィニッシュまで行こうと思っても、その瞬間にボールを取られてしまう。誰もいなかったからドリブルしようと振り向いたら、バーンってカズさんと正面衝突してしまって(笑)。『うわあ、カズさんがおる』。そんな感覚でした。
 
――森﨑和選手の凄さは、一緒にやって改めて分かった?
 
 はい。実際にカズさんの凄さを分かったうえでゲームを見ると、カズさんがマークに行った時点で『ボールを取れる』って、分かる。見ているだけではきっと、分からない部分はあるし、ピッチで一緒にやっているからこそ、凄さが分かるんです。
 
――現在は、練習で自分を出せるようになっていますか?
 
 周りを見る回数も増えたし、シンプルにボールを離せるようにもなりました。自分で行けると思った時にはターンして仕掛けたり、裏に抜けたり。まだまだレベルは低いですが、判断の選択肢が増えたようには感じます。
 
――今年はJ1の32試合に出場して、途中出場だけで8得点を挙げました。活躍のきっかけは、やはりFC東京戦のリーグ戦初得点ですか?
 
 その前に、ナビスコカップの湘南戦で2得点を決めたことが、FC東京戦につながったと思います。FC東京戦ではゴール前で余裕を持てましたが、それは湘南戦のゴールがあったからこその余裕でした。
 
――公式戦では計15点を決めていますが、どのゴールがベストですか?
 
 満足感では浦和戦の同点弾ですね。FC東京戦も自分のゴールで逆転できたわけで、自信になりました。ただ浦和戦で僕は初めて、自分の力を出し切ったという感覚を持てたんです。本当にすごく疲れたし、満足はしないけれど、やり切ったなあ、と。
 

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