鹿島指揮官も「代表に絡むべき」と太鼓判
第2次森保ジャパンが、3月シリーズでいよいよ本格始動。24日にウルグアイ、28日にコロンビアと対戦する。大注目の2連戦には、どんなメンバーが招集されるか。新たな一歩を踏み出す日本代表でぜひ見てみたい選手を、国内外のサッカー事情に精通する河治良幸治にセレクトしてもらった。
――◆――◆――
■中村敬斗(LASKリンツ/FW/22歳)
今季はオーストリア1部で11得点・4アシストを記録。もともとサイドの高速ドリブルを武器としていたが、力強さが増し、オフ・ザ・ボールの動きに磨きがかかり、シュートの決定力も高まっている。
5大リーグへのステップアップも秒読みだ。プレミアリーグで活躍する三笘薫の存在感が、代表でも高まると同時に“三笘依存”に対する不安も出てきそうだが、19年のU-20W杯も経験した気鋭のサイドアタッカーが解決してしまうかもしれない。
東京五輪世代の遠征で招集したことがあるという森保一監督も「ゴールに向かっていく姿勢は彼の良さに磨きがかかっている」と成長を認めており、3月のメンバーに選ばれる・選ばれないにかかわらず、最も期待値の高いタレントの一人だ。
■佐野海舟(鹿島/MF/22歳)
中盤でボールを回収する仕事にかけてはJ1でも一、二を争うレベルで、鹿島の岩政大樹監督も「近い将来に、代表に絡むべき選手だと思っています。(町田から)来て、数日練習を見た時点で感じました」と太鼓判を押す。
指揮官がこれだけ名指しで佐野を推す理由の1つとして、こういった形で取り上げられても決して天狗にならず、地道に努力を続けるキャラクターであると確信しているからであるようだ。
昨年のJ2で、すでに90分のボール奪取率は飛び抜けていた。今、学んでいるのは、いかに周りの選手を動かしながら、そこで奪わせたり、チームに良い流れを呼び込むこと。森保監督も視察に訪れた4節・福岡戦で、二枚の警告で退場してしまったのは残念だが、彼ならば糧にして成長につなげるはずだ。
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■中村敬斗(LASKリンツ/FW/22歳)
今季はオーストリア1部で11得点・4アシストを記録。もともとサイドの高速ドリブルを武器としていたが、力強さが増し、オフ・ザ・ボールの動きに磨きがかかり、シュートの決定力も高まっている。
5大リーグへのステップアップも秒読みだ。プレミアリーグで活躍する三笘薫の存在感が、代表でも高まると同時に“三笘依存”に対する不安も出てきそうだが、19年のU-20W杯も経験した気鋭のサイドアタッカーが解決してしまうかもしれない。
東京五輪世代の遠征で招集したことがあるという森保一監督も「ゴールに向かっていく姿勢は彼の良さに磨きがかかっている」と成長を認めており、3月のメンバーに選ばれる・選ばれないにかかわらず、最も期待値の高いタレントの一人だ。
■佐野海舟(鹿島/MF/22歳)
中盤でボールを回収する仕事にかけてはJ1でも一、二を争うレベルで、鹿島の岩政大樹監督も「近い将来に、代表に絡むべき選手だと思っています。(町田から)来て、数日練習を見た時点で感じました」と太鼓判を押す。
指揮官がこれだけ名指しで佐野を推す理由の1つとして、こういった形で取り上げられても決して天狗にならず、地道に努力を続けるキャラクターであると確信しているからであるようだ。
昨年のJ2で、すでに90分のボール奪取率は飛び抜けていた。今、学んでいるのは、いかに周りの選手を動かしながら、そこで奪わせたり、チームに良い流れを呼び込むこと。森保監督も視察に訪れた4節・福岡戦で、二枚の警告で退場してしまったのは残念だが、彼ならば糧にして成長につなげるはずだ。
■森下龍矢(名古屋/DF/25歳)
開幕戦から好調の名古屋でも、一際鋭い動きでチームを活性化させている選手だ。大卒1年目から金明輝監督(現・町田コーチ)が率いていた鳥栖でブレイクし、東京五輪代表の候補に選ばれたこともあった。
名古屋での1年目では壁に当たり、代表での注目度もトーンダウンしてしまった感はある。しかし、昨年は長谷川健太監督のもとで持ち前の機動力と前向きな決断力を発揮しており、今シーズンはキャスパー・ユンカー、永井謙佑、マテウス・カストロの爆発力を押し出す攻撃スタイルで、さらに研ぎ澄まされている。
4節・柏戦では驚異的なスピードで右サイドを駆け上がり、マテウスのスルーパスを折り返す形で、相手のオウンゴールを誘発した。3-4-2-1の右ウイングバックを担っているが、左右サイドバックをこなせることは証明済みだ。
開幕戦から好調の名古屋でも、一際鋭い動きでチームを活性化させている選手だ。大卒1年目から金明輝監督(現・町田コーチ)が率いていた鳥栖でブレイクし、東京五輪代表の候補に選ばれたこともあった。
名古屋での1年目では壁に当たり、代表での注目度もトーンダウンしてしまった感はある。しかし、昨年は長谷川健太監督のもとで持ち前の機動力と前向きな決断力を発揮しており、今シーズンはキャスパー・ユンカー、永井謙佑、マテウス・カストロの爆発力を押し出す攻撃スタイルで、さらに研ぎ澄まされている。
4節・柏戦では驚異的なスピードで右サイドを駆け上がり、マテウスのスルーパスを折り返す形で、相手のオウンゴールを誘発した。3-4-2-1の右ウイングバックを担っているが、左右サイドバックをこなせることは証明済みだ。