11月21日、リーガ・エスパニョーラ12節が開催され、なかでも最も注目度の高かったレアル・マドリー対バルセロナの伝統の一戦は、0-4の大差でホームチームが敗れる思わぬ結果となった。
 
　クラシコでの大敗を受け、現地メディアはR・マドリーのラファエル・ベニテス監督の解任に関する噂で賑わい、さらにはクリスチアーノ・ロナウドの去就動向も慌ただしさを増している。
 
　今回は、非難と噂に揺れるエル・ブランコ（白い巨人）の関係者のコメントを紹介していこう。
 
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ジネディーヌ・ジダン（R・マドリーB監督／元フランス代表）
「ベニテスの後釜？　私はR・マドリーBでの仕事に満足している。私にはまだ足りないものがあるから、このチームを率いているんだ」
 
フロレンティーノ・ペレス（R・マドリー会長）
「ベニテスは我々にとってベストの監督だ。彼はマドリーの価値感をよく理解している」
 
　クラブのレジェンドで、昨シーズンからR・マドリーBの監督を務めているジダンは、近い将来、トップチームの監督就任が期待される存在だ。
 
　ここ最近も「求心力の無さが指摘されるベニテスに変わる新監督になるのでは？」と取沙汰されて、トップリーグでの監督経験がなく、経験値の少なさが否めない現時点での就任を本人が否定した。
 
　さらにクラブの人事を統括するペレス会長もベニテス監督への信頼を口にしているだけに、この苦境でジダンがトップチームの監督になる可能性は低いか。
 
　一方で、現実味を増すのが“あの男”の噂話だ――。