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衝撃の4点差……攻守に充実のバルサが敵地で宿敵を一蹴!――レアル・マドリー 0-4 バルセロナ

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2015年11月22日

ネイマールによる2点目が決まった時点で、勝敗も決していた。

退場:イスコ(84分)

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味方がボールを奪ってからの動き出しが誰よりも速いスアレスは、再三マドリーDF陣の裏側に抜け出してチャンスに絡んだ。GKとの1対1における冷静さと正確さは見事としか言いようがない。 (C) Getty Images

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 11月21日、リーガ・エスパニョーラ第12節で伝統のクラシコが行なわれ、アウェーのバルセロナが4-0の大差で宿敵レアル・マドリーを破った。

【写真で振り返る】衝撃のクラシコ

 公式戦としては231回目となるこの一戦、マドリーはGKナバスとベンゼマが復帰してベストメンバーで臨んだのに対し、バルサはメッシが怪我は完治したものの、こちらはベンチスタートとなった。
 
 試合は序盤から、バルサが主導権を握る。組織的な守備が機能したアウェーチームは、マドリーに攻め手を与えず、逆に攻撃では空いたスペースを利用し、長短のパス、ドリブルを効果的に使い分けてゴールに迫っていく。
 
 そして11分、中盤でS・ロベルトがドリブルで突き進み、良いタイミングで右サイドにスルーパスを通すと、これを受けたスアレスは確実かつ簡単にGKナバスを破り、早くもバルサが先制ゴールを奪った。
 
 守備が全く機能しないマドリーは、バルサにプレッシャーをかけられず、絞り込みもできないために危ない場面を次々に迎え、ボールを奪っても選手間が開きすぎているため、効果的な攻撃を展開できない。
 
 ロナウド、ベイルといった才能も、常に数的優位を保つバルサ守備陣の前には無力化し、マドリーの前半の好機といえば、モドリッチのパスを受けたハメスの鋭いシュート1本(GKブラーボがセーブ)ぐらいだった。
 
 意外なほどにバルサの良さばかりが序盤から目立った一戦は、39分にイニエスタのスルーパスを受けたネイマールが2点目を奪った時点で、もはや勝敗は決したと言っても過言ではなかった。
 
 まだ前半というのに、バルサは空いた広いスペースを使って自在にボールを回しながら、マドリーの隙を窺うという余裕すら見せていた。
 
 試合中はマドリディスタの沈黙、そして前半終了時には大きなブーイングに包まれたサンチャゴ・ベルナベウ。これに少しは発奮したのか、後半開始からしばらくはマドリーが攻め込み、マルセロ、ハメス、ベイルがシュートを放つ。
 
 やや活気づいたスタジアムが再び沈黙したのは53分。イニエスタが入れた縦パスをネイマールがヒールでリターンし、これをイニエスタが強烈にゴールネットに突き刺したのだ。
 
 3点ものビハインドを背負ったマドリーは、その直後にハメスと代わって出場したイスコがテクニックを駆使し、何とかゴールを奪おうとするも、ここではGKブラーボをはじめとするバルサDF陣が立ちはだかった。
 
 一方、バルサは57分にメッシが登場。安全圏に入ってからの出場ながら、攻守両面で手を抜くことなく、攻撃では巧みなドリブルやパスでマドリーのDF陣を脅かす。自らの得点機は活かせなかったが、74分にはダイレクトパスでスアレスのダメ押しゴールをお膳立てした。
 
 このカードでバルサが4点差をつけたのは2010-11シーズン第13節(5-0)以来で、マドリーホームの試合では08-09シーズンの第34節(6-2)、さらに大量得点差の完封勝利ということになると、1973-74シーズン第22節(5-0)以来のことである。
 
 マドリーは一矢を報いようと相手ゴールに迫ったが、動きがいまひとつのベンゼマはボールの収まりも悪くてチャンスを活かせず、ロナウドは幾度か決定機を迎えるも、GKブラーボのスーパーセーブの前に虚しく天を仰ぐしかなかった。
 
 予想外のワンサイドゲームは終了し、通算成績はバルサの91勝48分け92敗となり、両チームの勝点差は6に広がった。

 バルサにとって痛快過ぎる大勝利は、ホームチームに深刻なダメージを与えたに違いない。ベニテス監督解任を要求する声が日に日に大きく、多くなっている今、マドリーはこの状況を打破するためにどのような手を打つのだろうか。

左サイドからペナルティエリアに侵入したところでイニエスタのスルーパスを受け、ゴールを決めたネイマール。マドリーに大きなダメージを与える1点だった。 (C) Getty Images

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バルサ大勝は守備の充実によるものだったと言っていい。最終ライン、中盤、そして前線もよく守った。これには、さすがのロナウド(左)も打つ手なし。 (C) Getty Images

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