城福氏を断念した清水は地元に近しい指揮官に照準。
Jリーグがいよいよクライマックスを迎えるなか、近年になく監督人事が活発だ。ほぼ半数のJ1クラブで来季の指揮官交代が囁かれている。J2の上位陣も同様で、すでに動きが出ているクラブもある。選手の動向を大きく左右しかねない、その噂の信憑性を探った。
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浦和がペトロヴィッチ監督との契約更新を発表し、柏は来季に向けミルトン・メンデス監督を招聘した。2015シーズンも終盤に差し掛かり、監督人事がにわかに表面化し始めた。
まず注目されるのは鳥栖だ。すでに各メディアで報じられているように、バイエルンやヴォルフスブルクを率いてリーグ優勝に導いたフェリックス・マガト氏の招聘に動いている。鳥栖のチーム関係者が11月に入り、交渉のため渡欧したという。
“鬼軍曹”の呼び名が示す通り、選手に厳しいトレーニングを課し、フィジカル面の要求には妥協しないことでも知られる指揮官であり、鳥栖のチームカラーに合致していると言える。ドイツの第一線で戦い続ける長谷部誠、内田篤人を鍛え上げたその手腕が、日本で発揮されるとなれば楽しみだ。
クラブ史上初めてJ2に降格した清水は11月19日、今季途中に就任し来季の契約を残す田坂和昭監督が退任することを発表。同時に原靖強化部長の退任と伊達倫央育成部長が強化育成本部長兼強化部長に就任したことも発表された。清水は監督交代とともに強化体制を一新して出直すことになった。
後任監督には、左伴繁雄代表取締役社長が降格決定直後にフリーの城福浩氏へオファーを提示したとの噂もあるが、今夏に大榎克己前監督が辞任した際にも、清水は城福氏に声をかけたものの固辞されたという。その経緯から、今回も拒否される公算が高く、となれば地元と繋がりの強い日本人指導者にターゲットを変更するのではないかと言われている。
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浦和がペトロヴィッチ監督との契約更新を発表し、柏は来季に向けミルトン・メンデス監督を招聘した。2015シーズンも終盤に差し掛かり、監督人事がにわかに表面化し始めた。
まず注目されるのは鳥栖だ。すでに各メディアで報じられているように、バイエルンやヴォルフスブルクを率いてリーグ優勝に導いたフェリックス・マガト氏の招聘に動いている。鳥栖のチーム関係者が11月に入り、交渉のため渡欧したという。
“鬼軍曹”の呼び名が示す通り、選手に厳しいトレーニングを課し、フィジカル面の要求には妥協しないことでも知られる指揮官であり、鳥栖のチームカラーに合致していると言える。ドイツの第一線で戦い続ける長谷部誠、内田篤人を鍛え上げたその手腕が、日本で発揮されるとなれば楽しみだ。
クラブ史上初めてJ2に降格した清水は11月19日、今季途中に就任し来季の契約を残す田坂和昭監督が退任することを発表。同時に原靖強化部長の退任と伊達倫央育成部長が強化育成本部長兼強化部長に就任したことも発表された。清水は監督交代とともに強化体制を一新して出直すことになった。
後任監督には、左伴繁雄代表取締役社長が降格決定直後にフリーの城福浩氏へオファーを提示したとの噂もあるが、今夏に大榎克己前監督が辞任した際にも、清水は城福氏に声をかけたものの固辞されたという。その経緯から、今回も拒否される公算が高く、となれば地元と繋がりの強い日本人指導者にターゲットを変更するのではないかと言われている。