【川崎】「正直、今日の試合負けたら…」大島&山根が口にした札幌戦の“意味”。2人の危機感から思い浮かぶ言葉は――

カテゴリ:Jリーグ

江藤高志

2022年06月19日

常に先手を許す難しい試合展開も…

負傷から3か月ぶりに復帰した大島。さっそくフル出場で違いを見せた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1第17節]川崎5-2札幌/6月18日/等々力陸上競技場

 山根視来に対する「負けられない試合でしたね」という投げかけの答えは、少しばかり重たかった。

「後半戦に向けて、今日の試合がこのまま行けるのか、ダメになって行くのかが相当懸かっている試合だと思って臨んでいたので」

 常に先手を許した難しい試合展開を振り返る大島僚太も、同じような言葉を口にしている。

「正直、今日の試合負けたら色々と、メンタル的にもそうですし、サポーターの期待っていうものも含めて、リーグの上位にいるチームに対しても、与えるものが大きいので。何が何でも勝ちたいというのは多分全員が思っていました」

 彼ら2人が口にした危機感を聞いて思い浮かぶ言葉があった。
 
「今のフロンターレは絶対王者ではない」

 0−4で敗れた湘南戦後(5月15日、第15節)の会見で、湘南の池田昌生が口にした一言だ。実際にそう言われても仕方ない試合結果であり、今ひとつ調子が上がらない今季のフロンターレの戦いから必然的に導き出される言葉でもあった。

 改めて口に出されたこの一言を受け、戦う前に他チームの選手が抱いてくれていたフロンターレに対する畏怖は薄れているように感じるが、その流れに歯止めをかけるという意味で、この札幌戦は大事な一戦だったのだ。

 そんな試合を振り返る山根の「(フロンターレのサッカーを)やり続けて、結果、勝てたのが、今日は良かったと思います」との言葉には、実感がこもっていた。
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