• トップ
  • ニュース一覧
  • 神村学園の超逸材はなぜ早々にC大阪入りを決めたのか? 憧れとの邂逅、大久保嘉人から得た財産、高校最後の1年に懸ける想い…

神村学園の超逸材はなぜ早々にC大阪入りを決めたのか? 憧れとの邂逅、大久保嘉人から得た財産、高校最後の1年に懸ける想い…

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2022年02月22日

小さい頃からセレッソ大阪が大好きだった。特に好きだったのは…

セレッソ大阪入りが内定した神村学園の大迫塁。いち早く進路を決めた理由を語ってくれた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 神村学園中時代から将来を嘱望され、高校1年次からチームのエースナンバーである14番を託された。世代別代表でも常に名を連ね、主力として活躍。注目度は月日を追うごとに高まり、Jクラブから関心が示されるのは自然な流れだった。

 2月17日、セレッソ大阪は神村学園に所属する大迫塁(2年)の加入内定を発表した。2年生のうちに進路を決めるのは今でこそ珍しくないが、やはり例としてはそこまで多くない。なぜ、大迫はこのタイミングで決断を下したのだろうか。
 
 左足のキック、展開力、ゲームメイクは世代トップクラスで、トップ下でもボランチでもプレーできる汎用性も持ち合わせる。将来性豊かなレフティという評価に疑問を挟む余地はなく、セレッソ大阪の強化部もやはり中学3年生の頃から追い掛けていた。

 大迫がクラブ関係者と面と向かって話をしたのは昨年の春。話を聞いた瞬間、大迫自身は大きな喜びがあったという。

「小さい頃からセレッソ大阪が好きだったんです。特に清武弘嗣選手が好きで、自然と試合を見る機会が多かった」

 幼少期から憧れていたクラブとの出会い――。昨年8月のインターハイ後に練習参加すると、セレッソへの想いはより強くなった。

「すごく楽しかった。大阪特有のわちゃわちゃした感じは自分も好き。その中で日本人の選手を中心にコミュニケーションを取ってくれて、すごくいい時間を過ごせたんです」

 特に憧れの存在である清武からは冗談混じりで「セレッソに来るでしょ?」と声を掛けられ、大迫も「行きます!」と思わず即答したほど。練習参加を通じ、セレッソでプレーする意思が固まっていく。

 もちろん、サッカー面での収穫も大いにあった。4日間の練習参加では初日と最終日が公式戦と被っていたため、実際に主力組とトレーニングをしたのは2日ほど。それでも、普段の練習では感じられないひとつ上のレベルのサッカーを知る機会となった。

「トレーニングのレベルが高く、強度が凄かった。できないプレーも多かったけど、トップ下のポジションでゴールへの意識も出せたし、トレーニングで得点も取れた。攻撃に関しては少し手応えがあって自信になったと感じる。ただ、守備の強度やスピード感は全然足りないと思いました」

【2021選手権PHOTO】来季の活躍が期待される「下級生ベストイレブン」
【関連記事】
Jクラブのスカウト陣を魅了! 日本高校選抜の逸材2年生ドリブラーが関東大学リーグ1部勢を相手に放ったインパクト
「最近あまりいないタイプ」中村憲剛が“イチオシ”の高校2年生MFは? 阿部勇樹は思わず「それ、ケンゴさん?」
【選手権】取材ライターが選ぶ「下級生ベスト11」! 来季注目のドリブラー、点取り屋、スピードスターらを選出
早くも松木玖生が台頭、新高3もトップデビュー! Jリーグ開幕戦、十代プレーヤーの活躍度は?
中村俊輔の“若手論”。「勢いは本当に凄いから」。超逸材・松木玖生については「フィジカル的に十分。あとは…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ