“リアル”南葛SC・岩本義弘GMが明かす、2022年の補強ポイントと近未来のクラブ戦略【後編】
大物選手の移籍報道で話題を集めがちな南葛SCだが、その強化の狙いには登録選手数を35名に増やした点にこそある。
控えているのは関東リーグ1部の厳しい戦いと、その先に待つ全国地域サッカーチャンピオンズリーグ。JFL昇格には避けて通れない難関だ。これを勝ち抜く難しさを分かっているからこそ、岩本義弘GMはできる限りの手を尽くしている。
チーム強化を担う当事者に、2022シーズンの南葛SCの展望と、次々と打つ施策の狙いを語ってもらった。
関東リーグ1部昇格入替戦を約1か月後に控えた2021年11月24日。南葛SCの岩本義弘GMの姿は東京・北区の味の素フィールド西が丘にあった。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)2021、その決勝ラウンドを視察するためだ。
「JFL昇格を懸けた地域CLは、1次ラウンドを3日で3試合、決勝ラウンドを1日おきに3試合という日程を勝ち抜かなければいけません。この地域CLへ出場することがまず昇格の第1条件になりますが、南葛SCの場合、地域CLへの出場権は関東リーグ1部で優勝するか、条件は複雑ですが全国社会人サッカー選手権大会(全社)でベスト4に入ることが必要になります。全社本戦に至っては5日間で5試合のトーナメント勝負。この全社の予選はこれまでも出ていますが、新シーズンからは本気で勝ちにいかなければならない。そう考えるとリーグ戦、全社予選と真剣勝負の試合数が増える上に、その先の全社本戦、地域CLまでを見据えた選手層が必要になります」
「J3でも戦える戦力」をコンセプトに、「登録選手数を32人から35人に」「各ポジションにレギュラークラスを2名以上」にこだわって補強したのはこういった理由からだ。
「昨年の地域CL決勝ラウンドを見て、どのチームも意外とメンバーを固定して戦っているのが印象的でした。各試合を15~16人のメンバーで回している。となると、どうしても疲労が蓄積するのでゲームは蹴り合いの様相になる。すると、運頼みの面も少なからず出てきます」
これが地域CLの現実だ。より勝負がかかってくる2、3戦目になるほど、前の試合内容が影響を及ぼす。前の試合の疲労度により、チームパフォーマンスは大きく変わってきてしまうからだ。
「これを南葛SCに当てはめて考えた場合、“ボールを大事につなぐサッカー”において選手の疲労は命取りになりかねません。かといって、JFL昇格を懸けた試合を自分たちのサッカーを放棄して運頼みにしたくない。この点を解消するには、誰が出ても実力を落とさずにプレーできる選手層を揃えるしかないと考えました」
控えているのは関東リーグ1部の厳しい戦いと、その先に待つ全国地域サッカーチャンピオンズリーグ。JFL昇格には避けて通れない難関だ。これを勝ち抜く難しさを分かっているからこそ、岩本義弘GMはできる限りの手を尽くしている。
チーム強化を担う当事者に、2022シーズンの南葛SCの展望と、次々と打つ施策の狙いを語ってもらった。
関東リーグ1部昇格入替戦を約1か月後に控えた2021年11月24日。南葛SCの岩本義弘GMの姿は東京・北区の味の素フィールド西が丘にあった。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)2021、その決勝ラウンドを視察するためだ。
「JFL昇格を懸けた地域CLは、1次ラウンドを3日で3試合、決勝ラウンドを1日おきに3試合という日程を勝ち抜かなければいけません。この地域CLへ出場することがまず昇格の第1条件になりますが、南葛SCの場合、地域CLへの出場権は関東リーグ1部で優勝するか、条件は複雑ですが全国社会人サッカー選手権大会(全社)でベスト4に入ることが必要になります。全社本戦に至っては5日間で5試合のトーナメント勝負。この全社の予選はこれまでも出ていますが、新シーズンからは本気で勝ちにいかなければならない。そう考えるとリーグ戦、全社予選と真剣勝負の試合数が増える上に、その先の全社本戦、地域CLまでを見据えた選手層が必要になります」
「J3でも戦える戦力」をコンセプトに、「登録選手数を32人から35人に」「各ポジションにレギュラークラスを2名以上」にこだわって補強したのはこういった理由からだ。
「昨年の地域CL決勝ラウンドを見て、どのチームも意外とメンバーを固定して戦っているのが印象的でした。各試合を15~16人のメンバーで回している。となると、どうしても疲労が蓄積するのでゲームは蹴り合いの様相になる。すると、運頼みの面も少なからず出てきます」
これが地域CLの現実だ。より勝負がかかってくる2、3戦目になるほど、前の試合内容が影響を及ぼす。前の試合の疲労度により、チームパフォーマンスは大きく変わってきてしまうからだ。
「これを南葛SCに当てはめて考えた場合、“ボールを大事につなぐサッカー”において選手の疲労は命取りになりかねません。かといって、JFL昇格を懸けた試合を自分たちのサッカーを放棄して運頼みにしたくない。この点を解消するには、誰が出ても実力を落とさずにプレーできる選手層を揃えるしかないと考えました」
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