小宮良之 新着記事

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の九十八「当代最高の監督はペップで決まりだが、今年に限って見ると…!?」

当代最高の名将は誰か?  2016年の「FIFA年間最優秀監督」に、10人がノミネートされた。同賞の発表は、来年1月9日に予定されている。  昨シーズン途中の就任でチャンピオンズ・リーグ(CL)を勝... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の九十七「『健全な試行錯誤』を重ねるスペイン代表。日本代表はどうか?」

 失墜した権威を取り返すべく――世界王者として挑んだ2014年のブラジル・ワールドカップはグループリーグ敗退、欧州3連覇を目指したEURO2016でも戴冠はならず――、スペイン代表はフレン・ロペ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の九十六「『守備的』なのは良しとしても『受け身』を続けてはならない」

 10月11日に行なわれたロシア・ワールドカップのアジア最終予選、オーストラリア戦(1-1)におけるヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表の出来は、決して悪くなかった。 「腰の引けた無様な戦... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の九十五「日本サッカー界の監督からも『思想家』『革命家』は出現するか」

 アスレティック・ビルバオ時代(2011~2013年)のマルセロ・ビエルサ監督を取材した経験がある。  フットボールのために身体を借りている、という印象を受けた。偏りも、歪みも、精度の高さも、全て... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の九十四「勝利のための戦略、戦略のための戦術、戦術のための原則、そして…」

 戦略、戦術という2つの表現は、幕末にオランダ語の軍事用語を日本語化したものである。  幕末の医師であり、天才的軍人、大村益次郎(村田蔵六)がその違いを明確化。ドイツ人軍人、クレメンス・メッケルが... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の九十三「横行する感情的なハリル批判にモノ申す! 公平な評価を下すべし」

 ロシア・ワールドカップのアジア最終予選は第4節まで終了したが、日本は2勝1分け1敗で3位に低迷し、厳しい批判を浴びている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督に対する嫌悪感が増幅装置になって、混乱は... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の九十二「ハリルホジッチ監督の『修正能力』の程をオーストラリア戦で見極めよ!」

 ロシア・ワールドカップのアジア最終予選、イラク戦で負けたら、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督のクビは飛んでいただろう。  後半アディショナルタイム、山口蛍の決勝点は値千金だった。どうにか、戦いを次... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の九十一「勝負は天秤、どうにでも転ぶ――日本は2年前に得た教訓を忘れるな」

 サッカーの試合は天秤のようなものである。  両チームは刻々と変化するなか、押し合いへし合い、力と技で応酬する。天秤は常に変化しながらも、どうにか平衡を保っている。しかし、不意にどちらかに傾くこと... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の九十「プロフェッショナルの監督に必要なもの、不必要なもの」

 監督の本分とは、なんぞや?  選手たちに日々の練習を行なわせ、その集中力を高め、競争力を上げ、試合に臨み、修正を加え、再び戦いに挑む。  試合に勝つにはトレーニングの部分が肝であるわけだが、「勝利... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十九「宇佐美が欧州で輝けない理由」

 武器。  サッカーというスポーツでは、しばしばその重要性が語られる。例えば、圧倒的なスピードであったり、走行距離を走れるスタミナであったり、長身で大柄な体躯だったりするだろう。ドリブルやヘディン... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十八「“戦術に順応する”ということの真の意味を理解できているか!?」

 サッカー選手は、どのようにして自分の特性をチームのなかで活かすのがベターなのか?  それを突き詰めることが、いわゆる戦術に繋がる。  戦術とは、数字やシステムを指すのではない。敵との対峙であり、味... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十七「就任前からハリルホジッチ監督の危うさは分かっていたはずだ」

 昨年3月、ヴァイッド・ハリルホジッチが日本代表監督に就任した時のことだった。  もう忘れられているかもしれないが、日本国内では一定の人気で迎えられていた。弁舌家であることは一目瞭然。イビチャ・オ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十六「守備者の本質を曖昧にする『“攻撃的”をありがたがる』風潮」

「攻撃的」  その形容詞は、日本サッカー界で“無双の力”を持つがごとくに用いられている。  攻撃的なボランチ、攻撃的なSB、攻撃的なCB、果ては攻撃的なGK…&... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十五「消えゆくトップ下とファンタジーの行方 」

「トップ下というポジションは”絶滅”する」  欧州フットボール界では定説になっている。あるいは絶滅した、と断じるべきなのかもしれない。  ジーコ、ミシェル・プラティニ、ディエ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十四「 “インテンシティー”の誤った解釈から生じる危険」

 インテンシティー。  昨今、この言葉は日本サッカー界で常用語になっている。前代表監督のアルベルト・ザッケローニが口にして以来、一気に普及していった。日本語では、「プレー強度」というのが対訳だろうか... 続きを読む

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