小宮良之 新着記事

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 先進国は「ユースの才能」に過度な期待や幻想を抱くことはない

ユース年代でいかに華々しい活躍を見せようとも、プロで通用する選手というのは限られている。その点は、日本であろうが、欧州、南米であろうが、何ら変わらない。  プロというのは、限られた才能をさらに絞り... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 育成環境ではなく「地域の特性」が名手を“量産”するケースも!

 生活環境が、育成段階のサッカー選手に与える影響は大きい。ここでいう「生活環境」とは、「風土」に近いか。「土壌」とも置き換えられる。  GKという特殊なポジション(ただひとりだけ、手を使えるという... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 強敵をも圧する「攻めながら守り、守りながら攻める」スタイル

 10月16日、日本代表はFIFAランキング5位という「世界の強豪」ウルグアイを相手に真っ向勝負で戦い、4-3で勝利を収めた。これほど堂々と華々しく戦い、勝利した代表戦は、過去にどれだけあっただ... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 ウルグアイ戦で示すべきは個の力よりもチームとしてのカラーだ

 新たに発足した森保ジャパンは、ロシア・ワールドカップにも出場した中米の雄、コスタリカ、パナマを相手にいずれも3-0での勝利という、良い船出を飾ることに成功した。  いずれも相手は主力が欠けていた... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 攻め続けることは危険…だがいつでも攻撃できる準備は必要だ!

 多くの監督は、「攻撃したい」と思考する。それは自然な衝動なのだろう。なぜならサッカーの原点が、「ボールをゴールに入れて喜ぶ」という、単純明快な行為に発しているからだ。  ゴールを奪うために、監督... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 成功した選手の“親”は何をしてきたのか? その重要度とは?

 プロサッカー選手として大成できるかどうか?  そこにある差は、紙一重なのだろう。では、そのわずかな差はどこで生じるのか。 「家族」  それは外的な要因として、決して小さくはない。  イタリアを代表する... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 育成――環境を与え、我慢し、ハンデの先にある長所を見抜く

「育成」  一口に言っても、簡単に為せることではない。人を育てるのに、絶対的正解など存在しないからだ。  例えば、環境面を整備する。それは、決して悪いことではない。しかし、それが単純に技術の向上に結... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 実は紙一重の勝利だった初陣…森保ジャパンが次になすべきは!?

 ボール支配率など、参考にしかならない。  それを思い知らされたのが、森保ジャパンの初陣となったコスタリカ戦である。  この国際親善試合、日本はイニシアティブを握って、3-0で完勝。速いパス回しで攻... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 勢いに乗った者が勝ち! では、その「きっかけ」をどう掴むか!?

 孫子曰く、「兵法の"勢"とは、集中力によって組織本来の力量を発揮することである」とある。  これは、あらゆる戦いの常道と言えるだろう。勢いを得るには、猛烈な集中力がアクセルに... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 サッカーの本質や神髄が凝縮されている、“空間”をめぐる攻防

「スペース」  それはサッカーというスポーツで、最も大事な言葉のひとつと言えるだろう。  空間において、スピードで勝ることができるか――。  そのタイミングで上回る選手が、一流の域に入ることができる。... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 Jリーグの混戦ぶりと順位予想の難しさが示している厳しい現実

「群雄割拠」とすべきだろうか。あるいは、「下克上」と表現すべきなのかもしれない。どこが勝っても負けても、おかしくないのだ。  Jリーグほど、各チームのレベルが拮抗しているリーグが、他にあるだろうか?... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 大舞台で日本代表に幾度も“悲劇”を引き起こさせたものの正体

「(プレスを)はめられてしまった」  日本では、試合後の監督記者会見で、そういう反省の弁がしばしば聞かれるものだ。それは、状況の説明としては正しいのだろう。決して間違っているわけではない。  とはい... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】W杯ベルギー戦でも思い知らされた、「中盤」の別の重要な側面

戦略的視点(大局的視点)で語る時、「中盤」の意味とはどこにあるのだろうか?  中盤は攻撃を組み立て、創り出す。攻めるための「策源地」という考え方がひとつあるだろう。そこでのボール回しで優位に立てる... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】「見られている」意識を持つのがプロになってからでは遅すぎる

 駅のプラットホームで、列車の到着を待っていた時だった。  脇に並んでいた数人の少年たちが、そわそわしているのは分かった。中学校1、2年生だっただろうか。  電車が到着し、扉が開いて降車が完了した途... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】ピッチ上ではギリギリの勝負を楽しめる“一流ギャンブラー”が有利だ!

 少し前に、ニューカッスルなどで活躍した元イングランド代表MF、キーロン・ダイアーの告白が話題になった。 「我々にとっての賭け事は、まるで麻薬のようなものだった。大会期間中、どっぷりとはまってしま... 続きを読む

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