「学んでほしいのは、共にチームを創り上げていく『共創』の感覚」(嵜本氏)
――原さんはOBとして、早稲田の試合や練習を見に行かれたりするんですか?
原「Jリーグと日程が重なることもあって、なかなか行けないのが現状。ただそれ以前に、中途半端な気持ちで学生と関わってはいけないし、中途半端なことは言えないと思っていてね。昔、菅平のキャンプでお手伝いしたことがあるけど、その時は学生たちのひたむきさに心を打たれてしまった。本当に、純粋に勝つためにどうするかを彼らは考えていね。ああ、こういう気持ちを忘れていたなって、思い出させてくれたんだ」
嵜本「そんなひたむきな学生たちが、安心してプレーに集中できるような環境を作れたらいいなと思っています。サッカーを通じては、もちろん『競争力』も養われると思いますが、身に付けてほしいと期待しているのは、多種多様な人たちと関わり合いながら、共にチームを創り上げていくという意味での『共創』の感覚ですね。サッカーはチームスポーツで、2軍や3軍のメンバー、指導者、そして我々のようなスポンサーなど、いろんな方に支えられて成り立っている。その感覚を4年間で養ってほしいですね」
原「ア式のサポートをして良かったと思ってもらわないと(笑)」
嵜本「それを価値あるものにするのは我々の役目だと思っているので。ただ胸スポンサーをやっているだけでは意味がありません。今後、早稲田さんとどういう取り組みをしていくかが重要だと考えています」
取材・文●吉田治良(スポーツライター)
原「Jリーグと日程が重なることもあって、なかなか行けないのが現状。ただそれ以前に、中途半端な気持ちで学生と関わってはいけないし、中途半端なことは言えないと思っていてね。昔、菅平のキャンプでお手伝いしたことがあるけど、その時は学生たちのひたむきさに心を打たれてしまった。本当に、純粋に勝つためにどうするかを彼らは考えていね。ああ、こういう気持ちを忘れていたなって、思い出させてくれたんだ」
嵜本「そんなひたむきな学生たちが、安心してプレーに集中できるような環境を作れたらいいなと思っています。サッカーを通じては、もちろん『競争力』も養われると思いますが、身に付けてほしいと期待しているのは、多種多様な人たちと関わり合いながら、共にチームを創り上げていくという意味での『共創』の感覚ですね。サッカーはチームスポーツで、2軍や3軍のメンバー、指導者、そして我々のようなスポンサーなど、いろんな方に支えられて成り立っている。その感覚を4年間で養ってほしいですね」
原「ア式のサポートをして良かったと思ってもらわないと(笑)」
嵜本「それを価値あるものにするのは我々の役目だと思っているので。ただ胸スポンサーをやっているだけでは意味がありません。今後、早稲田さんとどういう取り組みをしていくかが重要だと考えています」
取材・文●吉田治良(スポーツライター)