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【鈴木啓太×岩政大樹|後編】森脇の不適切発言にも言及。日本サッカー界は、どう変わるべきか?

カテゴリ:連載・コラム

岩政大樹

2017年06月20日

フラットに取り組むからこそ、ケイタは一つひとつに全力で向き合うことができる。

浦和との試合は、「サッカー選手冥利に尽きる試合」(岩政氏)だった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 印象的だったのは、フラットな考え方です。
「自分の中に人格がたくさんいる」と表現していましたが、様々なことに取り組む現在の仕事への姿勢も、日本代表に対する思いを聞いた時の考え方も、いつも何かに振り切れることなく、すべてにフラットです。フラットに取り組むからこそ、一つひとつに全力で向き合うことができるのでしょう。
 
 鹿島アントラーズにとって、浦和レッズは一番のライバル関係にありました。試合になれば、必ずと言っていいほどヒートアップします。サポーター同士の熱さも相まって、レッズと試合をするたびに「サッカー選手冥利に尽きる試合」だと感じていました。
 
 今はまだ肌感覚であの熱さを思い出すこともできますが、次第にそれも薄れていくのでしょうか。
 
 正直に言って、私はそれを寂しく思うことはありません。こうして、あの頃のライバルと握手をして懐かしく語らい、そして未来を語り合えることをそれ以上に嬉しく思うからです。
 
【プロフィール】
鈴木啓太(すずき・けいた)1981年7月8日、静岡県出身。J1通算379試合・10得点。日本代表27試合・0得点/浦和ひと筋で15年間プレーし、2006年のJ1制覇、2007年のACL優勝など、数々のタイトル獲得に貢献。2006年、2007年にはJリーグベストイレブンに選ばれた。15年シーズンを最後に現役引退。現在はAuB株式会社の代表取締役や明治大アドバイザー、サッカー解説者など多岐に渡って活躍している。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。
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